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          わが交遊録


「父の誘いで変わった仕事観」
                          手塚 隆子
   
 ドコモショップ春日店と南陽店を運営する株式会社ワイ・エム・ピーに入社したのは平成10年だった。高校卒業後東京で3年間勤務し、その後米沢の電報電話局(現NTT東日本)に20数年働き充実していた。ある時、父・荒井仁から「手伝ってくれないか」と言われ、米沢電報電話局窓口の集約化で山形への異動の誘いもあったが、思い切って退社することを決意した。
 ワイ・エム・ピーは父が創業した会社だった。父も歳をとり、病気を患ったこともあったため、引退を考えていた。実際に父とともに仕事をして大きく感じたことがあった。以前はといえば、いち勤め人(サラリーマン)として仕事に励んでいたが、改めて人を引っ張ったり、先頭に立っていくことの大変さを実感した。
 しかし、大変なことばかりではなかった。福崎真知子さんの勧めで米沢法人会女性部会に入会し、女性の知り合いが一気に増えた。おかげで仕事もプライベートも順風満帆に過ごすことができている。当時父の誘いを受けたときは、「やらなければならないな」とただ思っていたが、振り返ってみると、あの時父に言われたからこそ、今の自分があるのだと感じる。
 父は引退してから2年後の平成21年に亡くなったが、弟も一緒に働くようになり、「相談相手ができた」と喜んでくれたことが今でも記憶に残っている。(てづかたかこ@株式会社ワイ・エム・ピー代表取締役)

平成26年6月22日米沢日報掲載
平成27年1月30日14:45配信