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米沢市国際交流協会 会長 高橋利秋氏


 平成22年5月、第3代目の米沢市国際交流協会会長に就任し、今年2年目を迎えた同協会の高橋利秋氏に同協会の活動や将来への展望を聞いた。

ーー平成8年の設立以来、今年で満15年を迎える米沢市国際交流協会ですが、これまで果たしてきた役割をどう考えますか。

高橋氏 米沢市には八幡原工業団地に勤務で来られた方、お嫁に来られた方、山形大学工学部や米沢女子短期大学に留学で来られた学生など、近年外国人の方々が増えてきております。その方々が米沢市民の一員として、できるだけ不便を感じないように支援していこうという目的で設立されたのが当協会の始まりだったように思います。最初は交流が主目的でスタートしたと思いますが、今はその歴史が積み重なって、支援と交流が大きな柱となり、年々交流の幅や市民の意識も高まってきたことは嬉しい限りです。

ーー当初に比べて事業内容も変化していますね。

高橋氏 当初は交流が中心でしたから、ホワイトフェスタなど大きなイベントを開催しました。そのような活動がある程度成果を収めたこともあり、その後別の領域の幅を広げていくことに致しました。

 国際交流協会の活動の一つに、ホームステイ受け入れ先を捜すことがあります。例えば最近ではベトナム学生が来米する際に、ホームステイ先を捜したのですが会員に連絡を行うと、「引き受けます」という返事がすぐに来ました。以前よりも外国人の受入れのハードルが低くなったということができます。ホームステイは余り会員の負担にならないよう、楽しく継続可能な形で取り組みを行っていきたいと思います。

ーー昨年8月に着任しました国際交流員のアレックス・シャーフさんには、どんなことを期待していますか。

高橋氏 アレックスさんには、今後いろいろ事業を担当して頂きといと思っています。日本語を流暢にお話することができることがとても心強いと思います。米国で日本語や日本文化について学んでおり、米沢の歴史にも大変に興味をもたれております。アレックスさんの講座に、米沢市民の方々が沢山集まってきて、生きた英語や欧米人の考え方などを大いに学びながら、日本文化の良さを再認識してほしいと思います。

ーー8月に、協会事務局を米沢市役所から平和通りの山形大学まちなかキャンパス1Fに、移転するそうですね。

高橋氏 これまでは行政の全面的なバックアップを頂きながら活動を行ってきましたが、今後は事務局移転を機に、なお一層自立した協会活動に転換を図っていくことになると思います。まちなかに出ていることで、市民との窓口が広くなり、敷居も低くなると想いますし、現在、協会の個人会員は290人、団体が38団体おりますが、これについても輪が広がっていくことを期待しています。

ーー2年目を迎えた会長としての抱負は。

高橋氏 今までやってきたことを踏襲すると同時に、外国人の方々全員が集まって頂けるようなイベントをもう一度復活したいですね。米沢の暮らしの中で、外国人から見た要望とか、良さを伺いながら課題があれば解決していったり、米沢を訪れた外国人が米沢は素晴らしい、来て良かったと思えるようなまちにしていくことが、将来の地域づくりにも繋がっていくと思います。

 まずはニーズを踏まえながら多くの外国人や米沢市民を巻き込んだ活動を行っていきたいと思います。



たかはし としあき
 昭和22年山形市生まれ。山形東高校、東京教育大学体育学部卒。昭和47年、山形県教員採用。置賜教育事務所、米沢市教育委員会勤務などを経て、平成20年、米沢市立第5中学校校長を退職。現在、財団法人近野教育振興会常務理事。平成22年5月より現職。