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よねざわ魅力発信隊 隊長 袴田芳氏


 米沢市内に住む外国人、日本人で構成し、ソーシャルネットワーキングシステムを活用して国内外に"米沢の魅力"を発信する「よねざわ魅力発信隊」。外国出身者の目線で、米沢のさまざまな魅力、まつりやイベントなど事細かなところまで視点においた新たな取り組みを行う袴田芳隊長に、結成理由と意気込みを伺った。

ーーよねざわ魅力発信隊を結成したきっかけはなんですか。

袴田氏 昨年の東日本大震災の際に、多くの外国人が東北、そして日本から離れていったことに衝撃を受けました。また、(原発問題などに対する日本の対応で)外国人は、日本に対する不信感や不安が芽生えてしまいました。私は中国出身ですが、日本に来てから12年が経ち、今では2児の母親として日本で暮らしています 。子どもたちにとって、米沢こそが故郷で、日本を離れるという気持ちはありませんでした。

 今では震災の影響から観光客の激減で米沢も被害を受けています。そのなか、「何か自分も出来ることは無いだろうか」と思うようになりました。そこで全世界の人が使っているFacebook(フェイスブック)を使って米沢の魅力について情報発信できたらと思いついたのがきっかけでした。

ーーフェイスブックではどのような情報を発信していますか。

袴田氏 今は米沢の風景や文化を中心に紹介しています。徐々にお店や旅館、人なども掲載していきたいと考えています。よねざわ魅力発信隊はフェイスブック上にメンバーのグループとファンページの二つのツールで構成されております。グループはメンバーの情報交流コミュニティーです。ファンページは、米沢の国内外に向ける一つの顔で情報発信する場です。グループの活用を図るため、メンバーの投稿を優先にファンページに載せてます。または、既存のネット上の米沢の情報や、フェイスブック上で友達になった方の良い記事をシェアして、ファンページに載せることもあります。華人にも分かり易くように、自分なりに解釈し、中国や南アジア圏の華人らに広く見ていただいております。

 また、外国人向けの情報発信の仕 組みがなかったため、現在は日本語と中国語の2つで様々なものを紹介しています。実は英語でも紹介したいと思っていたのですが、長年使っていなかったので、思い出すのに時間がかかるため今はしていません(笑)。これからは英語圏の方や少数言語の方にも参加して頂き、徐々に多言語に広げていきたいと思っています。

ーー始めてから何か発見はありましたか。

袴田氏 私にとって米沢の一番の魅力は雪です。中国南部出身の私にとっては、小さい頃から雪に憧れを感じており、真っ白な雪景色はまるでおとぎ話の世界に見えます。ただ、実際に雪国に住んだときに「大変だ」と思うときもありますが、雪の降らないところに住む方々にとっては、この寒さや滑って転んだとしても楽しみだと思います。

ーー外国から見た米沢は。

袴田氏 まずはより多くの方々に米沢について知って頂き、お越しいただければと思います。日本から見れば米沢は「牛」などで有名ですが、中国や韓国などではあまり知られていません。やはり東京や大阪、京都といった大都市や東北では仙台といった観光スポットであれば、学校で学習したり、テレビで放送されたりはしますが、小さな町では自らが情報発信をしなければなりません。

 今後は、よねざわ魅力発信隊のグループを、メンバーの交流コミュニティーだけではなく、地域情報を共有する場にもしていきたいと思っておりますので、外国人のみならず、沢山の米沢市民や団体、事業者のご参加をお待ちしております。地元のイベント情報や市内にある飲食店や素敵なお店など、地域情報をグループ内で効率よく共有していきましょう。よねざわ魅力発信隊のファンページには、米沢の全体的な魅力情報を国内外にどんどん紹介していき、米沢の良さを知れば外国人にも興味をもっていただけ、海外から大勢の観光客が訪れるといいなと願っております。

 これからも頑張っていきたいと思いますので、ご協力、ご応援、何卒よろしくお願い致します。

はかまだかおり
1976年、中国蘇州生まれ。南京の科学関係の大学を卒業後、現地法人日立半導体に入社。平成11年に秋田県に研修に訪れ、その後、米沢市に移り住む。昨年、米沢市が実施したまちづくりプラン大賞で優秀賞を獲得、同年12月、よねざわ魅力発信隊を結成した。家族は夫と子ども2人。