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NCV 米沢センター長 中川 宏生氏


 地域密着型の情報発信のほかに、インターネット、電話など幅広く事業展開する地元ケーブルテレビ「NCV」米沢センター長の中川宏生氏に、ケーブルテレビの果たす役割、これからの抱負について伺った。

ーー1987年に米沢、2001年に函館、2009年に新潟エリアに開局しました。開局以来、9チャンネルとして親しまれています。

中川氏 これまでは米沢が本社、函館センターとして機能していましたが、現在は本社の下に各センターを配置する組織に変更しました。米沢エリアは他と比較して普及率が高く、加入者数は2万7000世帯を超えるまでに至りました。今後はテレビ加入だけでなく、電話やインターネットといったよりきめ細かな提案を行っていきたいと思っております。また、2009年にサービスを開始した電話サービス「ケーブルライン」については他社のプランより月額が約300円安いというメリットもあり、新規加入者数は5000世帯と、インターネットなどトータルでNCVに入って頂いている方が増えてきました。

ーーニュースをはじめ、地域に根ざした情報が豊富です。

中川氏 放送内容の充実を図るため、4月から新しく各地域にライブカメラを設置し、街の様子をテレビ放送で見られるように計画しています。これによって冬期間の積雪状況や道路の渋滞情報など、早朝に誰もが手軽に情報を得られるようになると思っているところです。

 今は誰でもカメラで撮影し、パソコンで簡単に編集ができる時代となりましたので、こちらから一方的にニュースを流すのではなく、従来通りの放送とは別に、加入者の方が撮影した動画を流す専用の市民チャンネル等も新たな可能性を持っていると考えています。具体的な内容はまだ決まっていませんが、映像でリアルタイムで放送できる強味を活かしつつも、我々が自己満足にならないように番組のクオリティを上げ、より一層の事業拡充に努めてまいりたいと思っています。
 
ーー今年の雪灯篭まつり会場ではWi-Fiサービスを構築していました。

中川氏 はい、以前はパソコンが主でしたが、タブレットやスマートフォン(多機能携帯電話)が普及していますので、外でもデータ通信が行えるサービスを展開したいと考えております。当社でも山形大学周辺など一部提供しておりますが、雪灯篭まつりでは風景映像などサービスを試験的に行いました。今後はスマートフォンで市内の情報を受けられるシステムも提供したいと考えているところです。

ーー人口減少で加入者数の確保は難しいと思いますが、これからのビジョンについて教えてください。

中川氏 今まで個人向けというのが主でしたが、新たに公共性の高い分野でもNCVの回線を使って頂けるような仕組み作りをしていきたいと思います。

 既に米沢市医師会様のシステムを構築した実績もありますので、法人などにも力を入れてまいりたいと考えています。

なかがわ ひろき
昭和46年高畠町生まれ。米沢興譲館高校卒業後、東北大学に進学、平成6年に山形市のYCC情報システムに入社。その後平成11年に米沢センターに入社、同21年から米沢センター長に就任。