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学校法人椎野学園米沢中央幼稚園 園長 板垣正明氏


 今年6月より、椎野学園米沢中央幼稚園園長に就任した板垣正明氏に、新園長としての抱負を伺った。

ーー米沢市立興譲小学校校長からの園長就任となりましたが、どのような経緯で園長となられたのですか。

板垣氏 興譲小学校在任中に、元興譲小学校校長でもある髙橋昭前園長より米沢中央幼稚園の教育に携わってほしいという依頼があり、この4月から副園長として務めることになりました。向こう3年間位の時間をかけて、園長の仕事を学びながら引き継ぐ予定でしたが、髙橋前園長が今年4月に急逝されたこともあり、急遽、6月より園長の重責を引き受けることになりました。どうぞ、宜しくお願い申し上げます。

ーー米沢中央幼稚園は、学校法人椎野学園の幼稚園教育の部分を担っています。創立者椎野詮先生の建学の精神をどう幼稚園教育の中で活かして行きますか。

板垣氏 椎野詮先生は「知識から生まれた色々な行動は本物ではない。心情から生まれたものこそ意味がある」とおっしゃっています。私もその通りだと思います。特に幼稚園の子供は言葉が十分に伝わりませんから、いろんな遊びやかかわりなどを通して、思いやりとか優しさを染み込ませるように学ばせていくといういことが一番大事だろうと思います。

 例えば、大雨が降ったならば傘を差したり軒先に避けたりしますが、気持ちの良い霧雨であれば、服が軽く濡れていくのが逆に気持ちが良いという場合があります。このように建学の理念が知らず知らずのうちに心に染み込んでいくような幼児教育が肝要ではないかと思います。

ーーどのような幼稚園経営を目指されますか。

板垣氏 特に幼稚園では年齢や個の発育に合った導入教育や指導が必要となります。3歳の年少で入園し、お母さんから離れられずに泣き叫んでいたお子さんが一年経過するととても落ち着いてきて成長する姿がとても印象的です。

 私自身、園長としての日も浅いですから、経営を語る前にまずは私自身が幼児を理解することが最初にやらなければならないことです。5か月が過ぎましたが、漸く、子供たちの顔と名前が一致するようになりました。一人一人のお子さんの姿、園全体としてのお子さん達の姿をしばらくじっくりと見ていきたいと思っています。

ーー今後、米沢中央幼稚園の特色をどう伸ばして発信していきたいですか。

板垣氏 実際に米沢中央幼稚園に勤務して、広く特徴的な園舎であり、園庭の環境も素晴らしいと思います。子供たちが自由にいきいきのびのびと遊ぶことができるという教育環境がすばらしいと思います。隣接する米沢中央高校の生徒も米沢中央幼稚園との交流を持っています。

 本園のさまざまな良さや環境に触れる中で、園児には、優しさ、思いやり、やる気など、小学校や中学校で花が開き、最終的には良き社会人となる基礎を学んでいってほしいと思います。先生方と一緒に保育、教育のあり方について十二分に話し合いながら、さらに特色ある教育を推進していきたいと思います。

いたがきただあき
 昭和28年、米沢市生まれ。米沢興譲館高校、玉川大学文学部教育学科卒業。神奈川県相模原相模台中学校勤務を皮切りに、米沢市立東部小学校などを経て、同松川小学校教頭、平成20年、同興譲小学校校長。平成25年3月に退職、同年4月、米沢中央幼稚園副園長、同年6月、同園長。