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米沢自衛隊協力会会長 高橋信雄氏


 今年6月に米沢市自衛隊協力会会長に就任した高橋信雄氏に、同会の現状と会長としての抱負、今後の活動計画について伺った。

ーー高橋会長が米沢市自衛隊協力会との関わるきっかけは何ですか。

高橋氏 私は18歳の時から、陸上自衛隊に入隊して日本の防衛の一翼を担った経験があります。その意味から、自衛隊の存在や働きに対して、日頃から深い関心を持っておりました。

 現在、陸海空の各自衛隊員は、総勢22万4500人(平成25年3月現在)いて、わが国の平和と独立を守り、国民とその財産、国土、領海、領空の安全を守るために、厳しい任務を耐えて頑張っています。また、東日本大震災や特殊な災害などのような事態にも対応できる能力を有しています。国連におけるPKOや国際緊急援助活動など、国際社会における日本の協力を具体的な形で示す実行部隊です。

 日本の平和と安全を守る意味から、一市民として何ができるかを考えた時に、自衛隊を応援することだと考え米沢市自衛隊協力会に入会致しました。 

ーー米沢市自衛隊協力会の組織の現状や活動はいかがですか。

高橋氏 米沢市自衛隊協力会はその前身の時代も含めて、30年を超える歴史を積み重ねてまいりました。現在、会員は175個人・団体で、うち上郷支部が72名と大きな割合を占めています。置賜地区には、各市町に、それぞれ自衛隊協力会、そして自衛隊父兄会があり、お互いに協力関係にあります。

 米沢市自衛隊協力会の会員は60代以上の方がほとんどですが、その人たちは先の大東亜戦争(太平洋戦争)を経験し、身をもって戦争の悲惨さと平和の尊さを感じている世代です。今後、もっと若い人たちにも、裾野を広げる活動を展開して参りたいと考えています。

 活動内容としては、神町にある陸上自衛隊第6師団の創立記念日への参加、自衛隊基地や防衛大学校などの施設への研修旅行、観艦式・航空ショー・陸上自衛隊富士総合火力演習などの見学、米沢市長との新春懇談会、自衛官等募集への協力、陸上自衛隊音楽隊の招聘などに取り組んでいます。

ーー米沢市民の自衛隊に対する関心の度合いはいかがですか。

高橋氏 現在、国民の8割以上が自衛隊の存在を支持しています。最近では、韓国との竹島(韓国名独島)や尖閣諸島への中国艦船の領海侵犯など緊張が高まっています。その状態を受けて、国民の自衛隊に対する支持と期待も同様に高まっていると思います。

 私は日本の繁栄と平和は、ただ黙ってみていれば為せるものだとは思いません。そのためには自衛隊というしっかりとした武力を持つ抑止力が必要であり、その人員や施設、機材を確保し、また充実することは大事なことです。自衛隊が効果的に活動できる憲法や法律のための国会論議は避けるべきでなく、日米安保条約を基盤に、日本の防衛力の一層の充実を議論していかなければならないと考えます。何故ならば、自衛隊隊員は自らの生命を賭けて、その職務に取り組んでいるからです。

ーー新会長としての抱負をお聞かせ下さい。

高橋氏 今年6月の総会で、安部安左衛門氏の後を受けて会長になりました。私は、これまで活動に加えて、国民がより自衛隊を理解して頂くための活動に取り組んでまりたいと思っています。

 例えば、陸上自衛隊音楽隊の演奏会をもっと聴いて頂きたいと考え、今年は米沢市市民文化会館を会場に例年の倍のお客様にお聞き頂きたいと考えました。入場券の半分の700枚は、教育委員会を通じて、小・中・高・大学生などの若い方々にお越し頂ければ、自衛官募集にも役立つのではないでしょうか。また市内のいくつかに、自衛官募集の看板の設置を計画しています。今後も、市民と自衛隊の交流が一層密になるように活動をして行きます。

たかはしのぶお
 昭和14年、山形市生まれ。昭和33年4月、陸上自衛隊入隊。昭和35年8月、米沢消防署入署。平成13年3月、同定年退職。平成13年5月、米沢盲導犬を愛する会事務局長。平成14年4月、米沢市自衛隊協力会専務理事を経て、平成25年6月、米沢市自衛隊協力会会長就任。