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株式会社カトペン 代表取締役社長 加藤淳一氏
  

katoujunnichi「若い人には自分で考え行動する力を涵養
理論と実践を通した生きた人材教育を目ざす」

 平成26年6月、株式会社カトペン代表取締役社長に就任した加藤淳一氏に新社長としての抱負を伺った。

ーー昨年、創立40周年を迎えましたね。

加藤氏 米沢市赤芝町で生まれ育った父・加藤精一は、中学校卒業後に山形市にある瀧山塗装店で10年余り修行を行い、昭和48年に米沢市に戻り赤芝に本社を置いて(株)カトペンを創業しました。当初は塗装の仕事だけでしたが、10年前から塗装の技術を使って戸建の塗り防水工事やリフォーム、更にはマンションの改修などにも仕事の領域を拡げています。営業所としては現在、山形営業所、福島営業所、関東営業所の3拠点を持っています。
 関連会社として、(株)トヨハマというセメントの移動サイロの整備や移動の仕事を行う会社があり、父が社長、私の弟が副社長として経営しています。

ーー山形、福島、関東に営業所を持つメリットは。

加藤氏 米沢は冬場がどうしても仕事量が少なくなりがちです。その期間、雪の少ない場所で仕事ができれば、通年にわたりある程度の従業員を抱えておくことが可能となりますから、いざという時に力を発揮できるわけです。
 人材がいないと、結局は仕事を受注することが難しくなり、売上げにも限界がでてきます。情報発信や仕事の確保の面で、営業所が3拠点あるというのは大いに助かっています。関東営業所は所在地が茨城県利根にあり、そこから関東方面に出ていくのにも利便性が良い場所です。

ーー二代目社長としての抱負は。

加藤氏 前社長からは、良い形で会社を引き継ぐことができました。したがって、この組織力や技術力を生かした新しい取り組みを行っていきたいですね。
 経営手法としては、PDCA(Plan・Do・Check・Action)サイクルに基づいた経営です。明確な目標を持ち、具体的な方法・手順で実施して、そして検証、続いてその反省に基づいた行動です。これらのことができることで、私や社員が目標を共有し、それに向って行けるものと思います。青年会議所理事長として、1年間経験させて頂いたことを今度は当社で実践してみる場面になりました。
 会社は設立40年の節目を迎えましたが、今後50年、60年と直実に歩みながら、未来につなげて行ければいいのかな思います。技術的なものは時代に即して新しいやり方になるかもしれませんが、これまで多くの人に出会って教えて頂いたことを生かしていきたいと考えています。

ーー事務所にとてもお若い方が目立ちますね。

加藤氏 「企業は人なり」と言われますが、前社長の方針で景気が良くても悪くても、毎年必ず採用してきました。今年の4月からは二人の新人が加わりました。現在、従業員は30人ほどですが、20人は40歳以下の若い人たちです。
 当社が毎年採用していることで、高校の方でも信頼して卒業生を送ってきてくれますね。とてもありがたいことだと思っています。

ーーカトペンでの人材教育の方法についてはいかがですか 。

加藤氏 父が創業した頃は、日本が高度成長の中で塗装業の人材確保が難しかったと話していました。会社で寮を用意して、そこに住み込みをしてもらいないがら、人を地道を育てていくというやり方でした。
 私は若い人の感覚を大事にしながら、仕事は楽しく厳しくでしょうか。プロとしての自覚と技術を持ってもらうため、新人を米沢市金池の米沢高等職業訓練校に派遣して、理論と実践をきっちりと学んでもらっています。与えられた仕事を単にこなすのではなく、自分としてそれに改良を加えることはないか、作業ミスを減らし、品質や安全を高める方法はないか、など自分で考える力を養ってほしいと思っています。 

2014年7月13日米沢日報掲載
2015年1月24日20:00配信

かとうじゅんいち
 昭和49年米沢市生まれ。米沢工業高校建築科、中央工学専門学校卒業。平成8年、(株)カトペン入社。平成22年、米沢青年会議所理事長。平成26年6月、株式会社カトペン代表取締役社長就任。