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(協)米沢総合卸売センター 理事長 佐野雅英氏
  

sanomasahide「生活に密着した卸売団地の可能性
  県南部の拠点として更なる構造   改革を」

 今年5月に(協)米沢総合卸売センター理事長に就任した佐野雅英氏に抱負と今後について伺った。

ーー(協)米沢総合卸売センターとはどのような組織ですか。

佐野氏 当組合は昭和42年に県南部の卸売拠点として設立し、今年47周年を迎えました。現在は46社が立地しています。
 組合としては、各事業所の福利厚生、利便性向上のために活動しています。主に共同事業、研修厚生、環境整備の3委員会で組織され、毎年9月下旬に卸売団地まつりや各事業所が合同になって賀詞交換会、親睦を深めるビアガーデン、クリスマスパーティーなども行っています。

ーー組合が設立された経緯は。

佐野氏 団地が設立前は、卸売業といえば、街中に点在していました。その後、高度経済成長に入るとマイカーや交通量が激増しはじめ、駐停車や荷捌きなど交通阻害の問題も生じ、国策として卸売業の集団化が始まりました。
 米沢では、米沢商工会議所の繊維、食品、商業の各合同常任会で団地計画が持ち上がり、市内に点在する水産卸売業3社を中心に、本県第一号の商業団地として計画され、全国的にも早い段階で設立したのがきっかけです。その後、施設増設や用地拡張を広げ現在の形になりました。

ーー卸売センターの現状と課題、今後の方向性はいかがですか。

佐野氏 当組合のほとんどは卸売業が主体となっています。近年、「卸売業冬の時代」と言われていますが、米沢の卸売企業は生活と密着しているところが大半です。
 現在、2社分の枠ありますが、卸売団地でここまで立地しているところはありません。県南の拠点として東北中央道開通後も注目され、新しい会社から問合せもあります。これからも市場の拠点として活用頂きたいです。
 今後の可能性を持った企業ばかりで、私も期待しています。企業が発展するには、優秀な人材に集まって頂かないことには始まりません。さらに充実、全体の売上げがアップすることを目指して行きたいですね。

ーー米沢卸売団地まつりは毎年様々な催しで賑わっていますね。

佐野氏 我々卸売は直接消費者と関わることができませんので、「どういった物を取り扱っているんですか」とご質問頂き、ぜひ団地について知ってほしいと始まりました。前身の市場まつりが約10年、現在の団地まつりになって12年目を迎えます。
 今年も恒例のマグロの解体、魚介類の販売を行うほか、ステージイベントや地元団体の出店など、多彩な催しを計画しています。昨年は、県立米沢工業高校専攻科の生徒による3Dプリンターの実演や置賜農業高校の生徒は自分たちで農産物、加工品など販売、ステージではよさこいやダンスなど30団体にご出演頂き、7000人を超えるご来場がありました。
 今年は1万人を目標とし、当組合の若手組織「ピーパルクラブ」が主体となって、盛り上げたいと思いますのでぜひ足を運んでみて下さい。

ーー最後に、これからの抱負をお願い致します。

佐野氏 私で第10代目の理事長を拝命させて頂きました。少子化時代に入り、我々もどのように対応して行くのかを模索していかなければなりません。まずは様々な状況に対応するため、構造改革をしているところです。
 最後に、当組合では団地内に地域の皆様に気軽にご利用頂けるコミュニケーション施設「ピーパル」があります。1階は会議室兼イベントホールとなっており、見本市や展示会、講演会などに幅広くご利用頂けます。また、室内球技、軽スポーツなども大丈夫ですので、お気軽に団地にお越し下さい。

2014年8月3日米沢日報掲載
2015年1月24日20:00配信

さのまさひで
昭和30年、米沢市生まれ。県立長井高校、法政大学卒業後、同55年4月、かね上佐野水産入社、平成8年4月同社社長、同26年、(協)米沢総合卸売センター理事長に就任。