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協同組合米沢市商店街連盟 理事長 枝松正憲氏
  

edamatumasanori「一押し商品、顔が見えるお店で個店強化、
 お客様に経営者の熱い玉(気持ち)を拡げて 行く」

 今年5月に(協)米沢市商店街連盟理事長に就任した枝松正憲氏に抱負を伺った。

ーー"えだまつ"さんは、米沢市で江戸時代から続く魚屋さんです。

枝松氏 昨今、米沢市で魚専門店が少なくなりました。今に続いている店というのは、それぞれの時代の当主が商売上の工夫を重ねてがんばってきたからだろうと思います。わが家もそのような祖先の土台があって、今商売をさせて頂いています。わが家は元々は米沢市座頭町の橋のたもと店舗を構えていたのですが、昭和50年頃、松川の河川改修があり現在地に移転しました。

ーー魚を中心として、ワンストップで買い物ができる複合的な店舗経営ですね。

枝松氏 昔は魚と仕出しを専門にしていましたが、例えば秋刀魚の時期には〝大根は置いてあるのですか〟と言われて、徐々に魚に付随するものを置くようになり、現在は日替わりのお惣菜や加工品なども置いております。また宴会も可能です。
 私の店では、大手スーパーにはない、〝えだまつ〟でないと作れない、オンリーワンのものを目指しています。お客様のニーズは常に変化していますから、今後もそれに対応して行きたいと思っています。

ーー今年5月から協同組合米沢市商店街連盟理事長に就任されましたが、理事長としての抱負をお聞かせ下さい。

枝松氏 米沢市商店街連盟は現在加盟店が約300店あります。それぞれが個性を持った店舗経営をされています。300店舗のスケールメリットを十分に生かした取り組みをまず、私の任期の2年の中で行ってまいりたいと考えています。
 また理事長が機関車として動くよりも、新幹線方式で各車両毎にモーターを持って走った方が、スピードも出るし安定性も良いと思います。加盟店からの意見を十分に伺いながら、活力ある商店経営ができるように、連盟として知恵を出して行きたいと考えています。

ーー米沢市商店街連盟が取組んでいる〝愛の商品券〟は即日完売となる大人気イベントになりました。

枝松氏 10%のプレミアムという魅力が、お客様に好評を博しております。この春から消費税が5%から8%にアップしましたから、〝愛の商品券〟は一層魅力あるものになっていくと期待しています。これまで何度か開催している中で、地元のお金を地元で使って頂くという発想が徐々に理解されてきたように思います。
 米沢市には必要な援助と協力をお願い申し上げて、次回開催に向けて嘆願書を提出している所です。

ーー少子高齢化、人口減少の中、米沢市の地元商店をいかに元気にするかが課題となっています。

枝松氏 私はそのためには個店強化が生き残り策になると思っています。自分の所の一押し商品をまず発信し、お客様に一度店に入って頂く。お店にはこんなものがある、主人がこんな人なんだとお客様に直に知って頂くことがまず大事なことだと思います。いわゆる顔が見えるお店ですね。農家の方々もお米に顔写真をプリントして〝自分が作りました。安心して食べて下さい〟とPRしていますが、これがとても効果があるのです。
 次はやる気のある経営者が集まると前向きな話が出て来ます。高いアンテナを張っている経営者は、きっかけさえ与えると素晴らしい発想と行動に結びつきます。経営者が熱い玉を作ると、その気持ちは必ずお客様に伝わります。すると、お客様はその"熱い"を友達に話をして、熱い気持ちの輪が広がっていきます。そのような展開を商店街連盟の中で作って行く事だと思います。

2014年9月7日米沢日報掲載
2015年1月24日20:00配信

えだまつまさのり
 昭和34年米沢市生まれ。昭和52年3月、学校法人椎野学園米沢中央高校商業科卒。同年、家業を継ぐ。平成5年、法人化に伴い、有限会社えだまつ代表取締役。平成20年5月、同連盟副理事長。平成26年5月から現職。