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トップインタビュー 伊藤英雄氏

                     (山建工業株式会社 代表取締役)

  「技術力と顧客満足度を高め、地元の皆様に愛される企業を目指す」

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 米沢市諸仏町で総合建設業を営む山建工業(株)代表取締役に就任した伊藤英雄氏に、新社長としての抱負や建設業を取り巻く環境などについて伺った。(取材は成澤礼夫米沢日報デジタル社長)

ーー山建工業(株)の2代目社長に就任されました。抱負をお聞かせください。
伊藤氏 当社は私の父で、現会長の伊藤義昭が昭和40年に米沢市で伊藤工務店を創業し、同45年に山建工業株式会社に法人化して現在に至っています。創業以来50年にわたり、地元米沢市で行政や個人のお客様にご愛顧を頂いて参りました。
 この7月1日から代表取締役として会社を預かることになりました。まずは、先代社長の創業の精神を引継ぎ、これまで蓄えてきた山建工業(株)の名に恥じないような経営に鋭意精進していきます。
 わが社のテーマは「きれいな環境づくり」ですが、人間が生きていく中で必要な「衣・食・住」の住の部分を担わせていただいております。人が生活しやすい環境をとことん追究していきたいと考えています。また当社の技術力と顧客満足度を高めて、地元の皆様に愛される企業を目指します。どうぞ、今後とも宜しくご指導、ご鞭撻のほどをお願い申し上げます。

ーー現在の山建工業(株)は、どのような業務内容ですか。
伊藤氏 建築、そして土木の二本柱です。創業当時と異なり、土木関係を取り巻く環境が相当変わり、現在、当社売上ベースで見た場合、建築関係の比率が6、7割で、年々高くなってきています。高齢化の進展により、バリアフリー、または床暖房などの住宅のリフォーム、商店関係の内装、外壁工事などの需要が高いです。
 先代社長は、米沢工業高校時代に建築を学び、創業当時からお付合いを頂いているお客様が結構いますが、その方々がリピーターとなって下さっています。その上で新たなお客様から受注を頂いていることはありがたいことだと思っています。

ーー会社としての強みはどこにあると理解していますか。
伊藤氏 「何ができる、何ができない」というのではなく、依頼のあった案件に関しては、技術面での困難に関わらず、全員でチャレンジするということでしょうか。結果的に、これまでお客様に喜んで頂ける仕事に繋がったと思います。社員は団結力があって、皆バイタリティに溢れ、大きな戦力です。女性社員も大いに力を発揮しており、わが社には凄いスタッフがいると心強く感じています。

ーー会社は人材がものをいいますが、人づくり(教育)の面ではいかがですか。
伊藤氏 人づくりも会社づくりも、どこに視点を置いて行うかということですが、私は「お客様の立場に立ってものを考えられるか」ということを特に若い社員の教育の根本に据えています。
 その際に大事なことは、社内において上下左右の連絡を十分に行うこと、色々な講習会に積極的に出かけて先進事例に学ぶこと、そしてそれを皆で共有していくことだと思います。「お客様の立場に立ってものを考えていく中で、知恵を絞り、必ずいい提案が出てくる」と思うからです。

ーー建設業界や貴社を取り巻く課題は何ですか。
伊藤氏 少子高齢化や人口減少時代に入り、建設業界として今後益々人材確保が難しくなって行くだろうと思います。建設業が魅力ある職場だということを若い人にアピールしながら、自社の魅力を高めていかなければなりません。ほかの業種に比較して建設業における賃金での優位性は薄れてきていますから、若い人たちが何を望んでいるかをきちんと把握しておくことが大事です。
 働きがいなどの面で相当に工夫が必要ですし、建設業に身を置くことで誇りと喜びが感じられる、仕事が面白い、そんな環境をもっともっと整備して行かなければなりません。

 いとうひでお。昭和40年5月、米沢市生まれ。山形県立米沢工業高校機械科卒。卒業後、自動車販売会社を経て、平成元年、山建工業(株)入社。平成7年、同社専務取締役。平成27年7月1日より現職。両親、妻、大学生、高校生の子供。座右の銘は「あきらめたらそこで試合終了」