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          文芸サロン

令和元年県南俳句大会

県南2019−1

〈白鷹まんさく俳句会〉

浄土めく休耕田や蓮の花        東海林朝子
世の中を御簾(みす)ごしに見る蓮の花 迎田幸子
散蓮花すっと迷いの消へにけり     菅 きく
蓮開く中に天意のパラダイス      高橋千江
東雲や異次元めきて蓮の花       新野美佐子
見てみたし二千年前の蓮の花      高橋弘子
法話聞く善男善女蓮の花        湯澤裕子
紅蓮やそぞろ歩きの釈迦如来      小林香代子
蓮池や古刹の朝の庭香る        竹田 秀
代々を迎ふる仕度紅の蓮        山口恵子

〈小国たにし俳句会〉

読み聞かせ親指姫は蓮の葉に  青木紀子
慈恩寺の鐘の音響く蓮の池   安部昌晴
丹精に応え盛りの古代蓮    伊藤恵子
山の池二色散らし蓮咲けり   梅津織女
人の世の峠はあまた蓮の花   貝沼 修
何げなく生い立ち語る蓮の花  木村陽子
蓮の葉に水玉キラリ陽を返す  小松芳晴
蓮の花池のほとりを一廻り   今 勝子
土器に水酌みいし頃の蓮愛でる こんくにお
睡蓮の水に横たふ長木かな   佐藤真理央
蓮見舟蓮の中より応へをり   山遊亭金太郎
重兵衛と言う名の屋号蓮の花  前田春枝
煩悩打ち払い真直ぐに蓮の花  横山敏子
父ははの座と貰ひたり蓮二輪  渡部 仁

〈川西俳句会〉

朝の風蓮葉の露をあやしけり   猪狩セツ子
遥か世に誘うが如し蓮色香    遠藤耕一
鯉が来て亀も顔出す蓮見かな   金子つとむ
瑞巌寺へ近道ありし蓮の花    栗田政弘
減反のための蓮池花盛る     鈴木てる子
茎ふるえ花びらふるえ蓮ひらく  嶋田伸子
この今を生きるということ古代蓮 山口由紀子
まず生きる今生後生紅蓮     吉水翔並

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〈孟宗おきたま俳句会〉

紅蓮姿(はちす)見しかとお茶会へ  佐藤幸子
蓮咲いて風その上を通り抜け     寒河江孝子
蓮の花天道証して邪気払う      阿部とよ
覚めやらぬ夢想の果ての古代蓮    加藤恵子
世の汚れ拭いて咲きし白き蓮     吉田ふみ子
蓮の葉に坐して蛙の小僧顔      鏡たか子
蓮の香やそぞろ誘はる夕間暮れ    村上清江
天下泰平蛙一匹蓮の上        佐藤繁夫
紅蓮のひょろりと小さき村はずれ   高橋忠子
濁水のへだてなき浄土蓮の花     渡部未知子
漣(さざなみ)にゆるる雨後の白き蓮 二瓶あんじゅ
蓮の花ここが浄土と堀に映え     岩間澄子
やさしさに拝みたくなる蓮の花    皆川京子
天仰ぎすくっと伸びし紅蓮      中村康子
蓮開き吾子が生まれし明けの星    秋葉子左徹
雨蛙蓮の浮葉で一休み        渡部忠一

〈米沢雅俳句会〉

紅はちす拍(かしわ)手小さく鎮守神 鶴巻日々来
蓮の花ひらく日蓮留魂の地      舟山 慶
名刹の放生(ほうじょう)池や紅蓮  田村 柊
蓮の花フェアな池を遊び場に     伊藤 昇

〈米沢俳句会〉

蓮池の備えし暮らし昭和より       石口達郎
蓮盛り本丸のみの城跡に         磯部知子
休田に笑顔集める蓮の花         伊藤 勉
雨上がり風に重たき蓮の花        猪俣洋子
雨蛙両手合せて蓮の上          小川孝子
煩悩を泥中に埋め蓮の花         神原省治
蓮開く音のしそうな蕾かな        木村正子
蓮の花閉ぢ午後よりの懈怠(けたい)かな 小島緑泉
夢に来し妻は連華の中にあり       佐々木昭
神苑の古城の蓮の天を突く        佐々木清子
蓮咲くやころりと夕べの雨残し      佐藤和雄
水蓮の水面に匂う甘き風         佐藤君子
蓮咲いて城址の濠のはなやげり      富川静枝
蓮の葉に滴遊ぶや雨上り         濱田洋子
神苑の蓮旭に咲き匂う          原田竹治
花隠す蓮の浮葉の大きこと        山口雀昭

2019年9月1日(日)(於)米沢市西部コミュニティセンター

(2019年9月5日10:30配信)