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竹田 歴史講座

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 連歌 みちのく連歌会 (令和3年1月)

michinokurenga

〈初折表〉
吹く風の季節を知らする白露かな  譲
 揺れ移りゆく穂芒の群      ひろ子
夜半の月実りの里は静まりて    つとむ
 案山子の陰に鳴くものは何    加津
法の道縋る生きとし生けるもの   昭
 折に降る雨恵みぞ深き      善照
湯の街に響く下駄音風さやぐ    ひろ子
 浴衣姿で土産を選び       譲
〈初折裏〉
いにしへの黒塀家並み片かげり   加津
 見越しの松に鳥啼きをり     つとむ
夢覚めて涙こぼるる小夜枕     善照
 遥かかなしき初恋の頃      昭
杖を突き坂の途中で立ち止まり   譲
 見上ぐる先に冬の虹出づ     ひろ子
晴天をドローンの翔る雪の原    つとむ
 赤きポストに返信を入れ     加津
山頭火らしき人ゆく月おぼろ    昭
 庵の畔に梅匂ふころ       善照
手つなぎの道祖神に満つ犬ふぐり  ひろ子
 足投げ出せば鳥雲に入る     譲
白き紙拡げて居るや花の夜     加津
 湧きくる想ひ大筆で書く     つとむ
〈名残表〉
程遠き旅の門出を祝ふ日に     善照
 人の情を心にとめて       昭
涼風に舟唄流る最上川       譲
 山揺るがせて滝のとどろく    ひろ子
蕉翁の跡を尋ねて旧き道      つとむ
 青空ながめ佇みてをり      加津
梵鐘や人の心の奥のぞく      昭
 迷ひを深め巡る一年       善照
初雪の散華の如く煌めきぬ     ひろ子
 胸のしこりもやがて解けゆき   譲
黄昏れて古き時計の鳴りにけり   加津
 銀杏黄葉の仄明かき庭      つとむ
吊し柿隅なき月に照らされて    善照
 野にありてこそ黄菊白菊     昭 
〈名残裏〉
霧はれて一際著く目に映り     譲
 猫のじゃれつく赤き折鶴     ひろ子
いつからか下着の色を替へてみて  つとむ
 有りや無しやと捜し求めて    加津
春宵や座敷わらしの居る気配    昭
 霞の衣まとひて歩む       善照
暫くは花の吹雪に身を委ね     ひろ子
 諸鳥啼きて雨あがる空      加津

挙句
譲 七  ひろ子 八  つとむ 七  昭 七  加津 八  善照 七

(2021年1月 18日15:30配信)