hptitle01

          文芸サロン

卯月句会
           米沢俳句会

月おぼろ気遣いくれし妻は去り   石口達郎
鯉狙ふ猫と思へぬ若葉蔭      磯部知子
青空へ大手広げし白木蓮      伊藤 勉
一人居も慣れて八年菖蒲風呂    小川孝子
水温む女船頭声高し        神原省治
軒並みに閉店の街初つばめ     木村正子
狛犬を結ぶ赤糸山笑ふ       佐々木昭
狛犬の嬰が這ひ出す花の宴     佐々木泰子
春休み移動図書館子等待てり    佐々木清子
ほんのりと風の匂へり峡の梅    佐藤和雄
初蝶の舞に誘われ庭に立つ     佐藤君子
まほろばの湖はおぼろに浮かびけり 高橋寿子
見渡せば頂上の風山笑う      田中寛子
眺むれば眠気を誘ふ春の雲     戸田三郎
花筏定めなきまま流れゆく     永井しげ子
老人食なれど目刺は憚からる    原田芦雪
さまざまの想いを胸に花仰ぐ    渡部美知子

平成28年4月22日(金)於 招湯苑

(2016年4月28日18:20配信)