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5月1日

黒字経営と仲間づくり!子どもが社長さん

 子どもたちが会社経営?夢のような現実「ジュニアエコノミーカレッジ」が4月からスタートした。主催したのは米沢商工会議所青年部で、『知恵を出し合い、考え、努力し、行動すること』を目標に、子どもたちの自己責任のもとで、会社を設立させ、社会の仕組みなどを学ぶ社会体験学習。子どもたちは資金の調達から仕入れ、商品づくりを行い、7月に行われるYー1グルメグランプリで商品販売を行う予定だ。

 今回対象となるのは米沢市内の小学5・6年の児童。先月24日、すこやかセンターには松川小、南部小などから25人5チームと保護者が参加し、ドリームセミナーが開かれた。関係者からは設立までと取り扱う商品、そのほか当日の販売についてが説明され、子どもたちはユーモア溢れる会社名、また社長や財務部長などの役職、キャッチコピーを決めた。

 この"ジュニエコ"は会津若松商工会議所青年部から全国に広がったもので、会津YEGではすでに開催10回を数え、年々参加人数は増え、現在では100人を超えるまでに拡大した。米沢でもカリキュラムによって進められ、子どもたち自身で企画書の作成や商品販売を学ぶアウトプットの指導法で学んでいく。また、職業体験と違うところは、設立から決算、そして一段落したら解散までの全体を経験することが出来る点である。活動を通して"働くことの素晴らしさ"を長期にわたって体験できるようなプログラムになっている。

 販売するのは飲食物を含む、子どもたちオリジナルの商品。5月上旬までに実際に商品のサンプルを制作し、次回5月21・22日に行われるアクティブセミナーでは会社の方向性「ドリームプラン」を発表し、資金繰りのために銀行から借入れ、もしくは会社説明会を開き、株券を発行する予定だ。借入に関しては、100円の利息を支払わなければならないという実践さながらの緊張感もある。これにより、黒字を目指す意識が高まるのだと関係者はいう。

 商品販売は7月23日のY−1グルメグランプリ会場。実際に仕入れ、加工した商品を自らの手で販売、その後、8月6日のまとめセミナーでは損益報告書を作成し、"もうかったのか""赤字なのか"を計算、決算報告書をまとめられ、各会社(小学校)ごとに発表を行い、表彰式が行われる。創造力や表現力などの計画性、販売方法なども審査の対象となり、「1番売り上げた」「黒字だった」だけではグランプリを獲得できるわけではなく、子どもたちの"力"が評価される仕組みだ。

 今回参加した南部小6年の太田幸里さん、鈴木由菜さん、小貫夢海さん、鈴木遥香さんは全く分からない会社の仕組みについて戸惑いながらも「みんなで協力しながら、喜んでもらえるような楽しいお店を作りたいです。商品は決めていませんが、早く販売してみたいです」と話し、期待と不安が入り交じっていたようだった。YEGの関係者は「商売を通して未来の米沢を担う人材を育成できれば」とジュニエコにかける想いは熱く、この夏、子どもたちの活躍が、米沢に明るい話題を呼びそうだ。