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3月17日

米沢工業高、演劇でプロジェクト紹介

 県立米沢工業高校(大津清校長)は14日、地域と連携した人材を育成する「米沢市ものづくり地域産業化研究協議会」(会長:安房毅株式会社タカハタ電子代表取締役)の一環として、平成24年度における成果発表会を同校で行った。

 同校では、平成23年度から3年間にわたり、米沢市ものづくり地域産業化研究協議会の支援を受けて、①スマートグリッドの研究②電気自動車2号機の製作③有機EL植物工場の研究④ゼオライト等の活用⑤家庭de菜園プロジェクト⑥車いす照明の製作⑦点字学習支援装置の開発⑧小中高への出前授業の8つの事業をそれぞれ全日制、専攻科、定時制が分担して事業化。平成25年度が最終年度となることから中間報告として、各担当生徒らが発表した。

 低炭素型社会を目指すスマートグリッド研究では、前身となる米工ゼロエミッションプロジェクトの更なる実用化を目指し、マイクロ水力発電装置やバイオマス燃料の研究に着手。マイクロ小水力発電では、「水力は365日発電できる魅力あるエネルギー。雪対策といった問題や水路の活用など、各団体や県、行政機関との連携とともに、今後研究が必要」と自信を持って発表した。

 また、これらのプロジェクトに合わせ、有機EL照明や地下恒温エネルギー、小水力発電を用いた究極のエコハウスで未来型居住スペースを提案した。発表した生徒らは「(電気情報類、機械生産類、建設環境類の)3つの類が協力してプロジェクトが進行している。米工生としてプロジェクトに携われ)、誇りに思う」とプレゼンした。そのほか、真っ赤なボディで話題を呼んだ同校発のEVについては、2人乗り高齢者でも運転しやすく、雪国に強い2号機の開発に乗り出し、11月の完成、披露を予定しているという。

 プレゼンでは、現代に生きる母と子らがエネルギー問題について話しながら進行する演劇形式で発表され、同協議会員や生徒、一般の来場者を楽しませた。

 発表会に先立ち、安房会長は「自分たちの研究テーマを夢を現実にしようというのは大きな成果。課題を乗り越え、大きな自信を持ってチャレンジしつづけてほしい」と挨拶。引き続き、「マイクロ水力の可能性」と題して鶴岡工業高等専門学校教授の本橋元氏が講演、小水力発電と鶴岡市での取り組みについて紹介した。

 本橋氏は、風力や日照時間に影響なく、落差と水量で発電できる上、二酸化炭素の排出もなく環境に優しいことを全面に訴えた。