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4月5日

南陽市文化会館鳥瞰イメージ図発表

 南陽市は全国初の大型木造耐火建築物で1300人収容の大ホールを備え、延べ面積約6000平方メートルの新文化会館を平成27年度完成、オープンする。

1300人収容、全国初の木造耐火施設

 総事業費は45億円のうち、3分の2超の30億7500万円は補助金で実質市民負担額は14億2500万円(このうち基金取り崩し10億5000万円)。補助金は国の森林整備加速化・林業再生事業費補助金15億円、地域経済活性化・雇用創出臨時交付金12億円、後年度に50%交付税措置される補正予算債7億5000万円。

 会館は市役所南側の国道113号線沿いの私有地2万3000平方㌶に整備され、市民の芸術文化創造拠点、南山形圏域及び置賜地域の広域交流拠点にしていきたい考えだ。建物は地上3階地下1階で大型舞台を持つ大ホールは、861席の固定席とオーケストラピット部席、後部取り外し可能席、車いす席、個室席、親子席、立ち見席を合わせて最大1300席。約500人収容のマルチホール、展示スペース、音楽練習室、楽屋、会議室を併せ持つ。市役所庁舎の連携を重視し、地下通路で結ぶ計画で、敷地東側の駐車場は約440台を収容する。

 柱、はりなどは国土交通大臣認定の先進的工法を用いた大型木造耐火建築物とし、地元産スギ材を使用する。子どもたちが木に親しむ木育博物館も計画。冷暖房設備にチップ材の木質バイオマスボイラーを設置し、太陽光発電設備を設置するなど環境に配慮する。

 今年度は実施設計を策定し、9月末にも着工、来年には地上一部3階建て地下1階の耐震・耐雪の本体工事を始める。平成27年度に建物が完成し、大ホール(約3400平方メートル)の音響設備などの内装の後、オープンする予定。

 現市民会館は2町1村合併後、赤湯温泉街の一角に建設され、市民の交流拠点として44年が経過した。11年3月11日の東日本大震災では正面入り口の階段が亀裂沈下するなど老朽化し、耐震診断でも基準以下の結果だった。

 市芸術文化協会は96年、新会館建設を求め約1万人の市民署名と共に請願書を提出。昨年7月、「市新文化会館基本構想等市民懇話会」が設置され、基本計画づくりが進められてきた。