hptitle01

5月31日

いよいよ米沢発の太陽光発電が稼働!

 住宅建築を手掛ける有限会社高山工務店(高山栄代表取締役)=米沢市大字三沢=は、同社に隣接する1500坪の社有地に6月中の稼動を目指し、現在300kWの能力を持つ大陽光発電設備を建設している。東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の原発事故により、太陽光発電や風力発電などの自然エネルギーが改めて見直され、政府によって電力会社がこれら電力の買取を義務づけられた中で、米沢市内では初となる大規模大陽光発電設備の稼動として話題を集めそうだ。

電力買取義務が追い風

 高山工務店が、住宅への太陽光発電設備を取り付け始めたのは4年前から。3年前からは同社が手掛けるほとんどの住宅に太陽光発電設備が設置されているという。この背景には、太陽光発電へ関心を持つ顧客が増加していることや、平成23年3月の福島第一原発の原発事故や太陽光で発電された電力の電力会社買取義務という環境も後押ししている。同社の太陽光発電設備を見て、それまで関心の薄かった人達も設置を希望するという。

 社有地1500坪には今年4月20日から太陽光発電設備の設置工事が始まった。まず、土地の地ならしを行った上で、太陽光発電パネルを設置する単管パイプを組み立てた。今回設置する太陽光パネルは1188枚。パネルの大きさは1枚あたり長さ1・6㍍、幅1㍍で、パネルのトップは4㍍の高さになる。

 太陽光パネルは、日本の技術で製造されたもので、セルは国産、パネル組立は台湾で行っている。太陽光パネルで発電された直流電力を、交流電力に変換するパワーコンデショナーは変換効率が極めて高いドイツ製のものを使用している。

 パネル1枚の発電能力は250W。1188枚のパネルから生み出される発電量は最高で300kW、一般的な4人家族、35坪の家での電力使用量は3〜4kWから計算すれば、最大75軒分に相当し、この規模の設備は米沢市では初となる。

 総事業費は約1億円を越え、山形県から低利子の融資を受けるものの、補助事業ではなくあくまで同社の独自事業になる。 今回の事業は昨年7月、太陽光発電の全量買取という国の政策を受けて企画、事業化については、電力買取の相手となる東北電力株式会社と、雪解けを待ってこの春から工事を進めることで調整が付いた。

 雪国の米沢では、冬期間は除雪をしなくても良い構造が必須である。発電パネルは11月に雪が積もらない縦(垂直)にし、雪が溶ける3月には水平に近い状態に手動で可変する。発電するには水平にした方が発電効率は良いが、縦(垂直)でも発電ができるという。また、太陽の高度に合わせたり、季節に応じて手動で角度も変えられるようになっている。雪によるパネルへの荷重は問題ないが、「風圧力が今後の課題」と高山社長は話している。

 同社では三沢での設置工事が終了後、高畠町糠野目地内に50kW、同三沢地内にさらに30kW、米沢駅前に20kWの同様の太陽光発電設備を計画している。

 高山社長は「(単管パイプは)通常30年間位の耐用年数だが、塗装等のメンテナンスを行うことで50年間位使用できるのではないか。当社が太陽光発電に一生懸命取り組んでいる姿勢をお客様に見て頂くことで、企業PRにもなるはず」と話している。

 6月の完成検査を経て、いよいよ米沢発の太陽光発電電力が電線を流れる。

 問合せは 0238(23)0944 高山工務店まで。