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7月12日

高まる万世大路の歴史的遺産価値

 鷹山公と先人顕彰会(小嶋彌左衛門会長)が主催する第119回火種塾が7日、我妻榮記念館で、元米沢市立図書館長の梅津幸保氏を迎え、「土木遺産万世大路」をテーマに講話が行われた。

 梅津氏は万世地区民が旧万世小学校傍に植えられていた「万歳の松」を全戸50円の寄付を集め、草刈りや松食い虫の防除をした歴史や、明治天皇が通った万世大路の旧道を保存しようという運動に広がった経緯を述べ、以前は倒木などで歩けない状態だったが、現在は散策が可能となり、土木学会による土木遺産に認定され、関心が高まっている」と現状を紹介した。

 万世大路は福島市内から米沢市の旧今町までの約48キロの道のり。三島通庸県令の声がけで工事が始まったが、完成してから内務省の許可を得たなどのエピソードや、三島県令が工事へ無償での人夫提供を求めたが当初地元は応じず、鳩峰高原へ計画が変更される所、斎藤篤信がこの道路の有用性を認識し、500人の人夫を出したことで工事が進んだという。

 万世大路は明治13年に完成し、14年10月に、開通式と明治天皇による東北ご巡幸で使用。今後は、万世大路まつりを開催して全国発信を行うほか、今月14日には万世大路に関わる記念碑の説明板を設置する予定。