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7月28日

中国人「米沢」商標出願、2件却下

 平成23年に中国で「米沢」の商標登録出願された問題で、米沢市の異議申し立てに基づき、登録出願が拒絶(却下)されたと、このほど産業建設常任委員会で報告された。合わせて市が委託する法律事務所を通して、中国商標局に「米沢」を登録申請しており、早ければ今夏に申請が通る見通しとなった。

 「米沢」を巡っては、平成23年2、3月に中国遼寧省瀋陽市の個人が飲食物及び宿泊施設の提供と加工した植物性の食品における2件の中国語簡体字を申請。事実を知った市は、翌3月にそれぞれ異議申立書を提出していた。今年に入り、中国の代理人が登録申請の拒絶と「米沢」が公に知られている地名であり、商標局のデータベースへの登録を依頼、委託法律事務所を通して6月に中国人の登録申請が棄却された旨の連絡が入ったという。

 申請した中国人は、裁定書を受領した日から15日以内に不服審査を請求できる仕組みだが、「個人であるため申し立てしないのでは」と市は見解を示している。

 また、日本に情報が入るのは1か月かかることから、個人が異議申し立てを行ったかが判明するのは早くても3か月後となる見込み。

 登録における正式な回答は入っていないものの、今後中国国内で「米沢」が商標として使われないこととなる。市は今後正式な回答があり次第発表する考えだが、(米沢が商標局のデータベースに登録されたことから)他の分類で申請があったとしても申し立てされないはず」と述べている。今回の一件で、米沢市は申請及びウォッチング料として平成23年に63万円、24年に200万円を計上、今年度は40万円の予算を上程して動向を見るという。

 一方、昨年同様に中国で「米沢牛」の商標が3件出願された問題で、米沢牛銘柄推進協議会では昨年8月に中国地域団体商標制度に申請しており、今夏にも中国商標局から正式回答がある見通し。