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9月15日

海上地区に棚田展望台、今秋ブランド米収穫も

 「やまがたの棚田20選」に選ばれた高畠町海上(かいしょう)地区にこのほど、風景を一望できる展望台が作られた。設置したのは県と海上の棚田保全会(小黒敏明代表)で、展望台の完成に先立ち、県や保全会らが周囲の木を伐採、関係者らは標高約150㍍の山肌から眺望できる棚田に心を打たれていた。

 海上地区は、戦後間もなくの昭和20年代から作られ今年で約70年の歴史を有する、町内唯一の棚田で、地区民は棚田の魅力を再認識、次世代へと継承していく取組みを始めた。平成20年に県が「やまがたの棚田20選」として県内23か所、置賜では白鷹町、飯豊町など5か所が選ばれている。

 今回の完成を受けて、周辺道路に標柱を設置。小黒さんは「素晴らしいと思ってもらえる(海上の)棚田を保全し、後世に残して行きたい」と語った。 

 現在のところ農家10軒が作付けを行っており、棚田を活かした新たなブランド米を作ろうと、今秋には同地区で栽培されているはえぬき、ひとめぼれ品種の「たかはた海上棚田米」が販売される。今年の収穫量は100俵(6㌧)程度で、町内をはじめ県内外でも販売する予定だ。

 また、来年度、全国棚田(千枚田)連絡協議会が主催する第20回全国棚田サミットが山形県上山市で開かれ、棚田の魅力を再確認する。

 今後は展望台までの遊歩道整備や一部木で見えなくなっているところの伐採なども計画されている。

 「海上の棚田」展望台は同町上和田2346−28 小黒さん宅から歩いて5分。