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10月14日

最大30万冊蔵書、米沢市新文化複合施設が着工

 図書館とギャラリーを併設する米沢市新文化複合施設の建設工事が始まるのを前に4日、安全祈願祭が現地で開かれた。当日は安部三十郎市長を始め市や建設施工会社の関係者ら約60人が出席するなかで、神事が行われた。

 同施設は、市中央1丁目のまちの広場跡地に鉄筋コンクリート造一部鉄骨五階建で、1階がギャラリー、2、3階に図書館を併設した複合施設。最大の特徴は、外壁の一部に米沢産木材を使用した造りで、図書館の蔵書数は、最大30万冊を誇る規模となる。

 これまで大沼デパート6階にあった市民ギャラリーについては、可動間仕切により、個展から大規模な展覧会まで行えるような構造。中2階の多目的ギャラリーには先人顕彰展示スペースが設置される予定だ。図書館には体験学習室や郷土資料閲覧室といった個室も設けられるほか、インターネットを使い蔵書を調べるレファレンス(調査相談)カウンターや読み聞かせを行える子どもカウンター、おはなしの部屋など、子どもから大人まで幅広く使える仕様となっている。

 外観では、軒先をイメージした「こまや空間」で開放的なスペースを設けるほか、隣接する市道まちの広場線についても、近隣住民からの要望で2車線へと変更される。

 祈願祭で、安部三十郎市長は「市民、議会、設計、建設の方々など、すべての皆様のご努力で(この日を)迎えられた。中心市街地の再生も果たし、喜んでもらえるようにして行きたい」と挨拶を述べ、建設着工を祝った。

 今月末から建設工事がスタートし、平成27年3月に完成、同年6月のオープンを目指す。合わせて鉄骨造三階四層の駐車場等の建設が始まった。

 建設に当たっては昨年4月に移転問題が発生したため、当初計画していた場所の変更を表明。1年間にわたり市民団体らによる反対運動が繰り広げられていたものの、今年の市9月定例会で建設に係る議案が可決され、建設に至った経緯がある。