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1月25日

検討委「米沢中央IC周辺が妥当」と判断

 平成29年度に供用される東北中央自動車道・福島JCT(ジャンクション)〜米沢北IC間(37㌔)の開通に合わせ、米沢市がオープンを目指す道の駅設置構想について、このほど有識者で組織する道の駅基本構想検討委員会(内藤文德委員長、15人)は設置場所を「米沢中央IC付近が望ましい」との意見書をまとめ、安部三十郎市長に手渡した。

 検討委員会が示した考えとしては「交流人口の拡大と農業を中心とした新産業を興し、地域活性化となる新たな拠点施設の整備が必要」として、道の駅の基本的な機能に加え、①米沢の魅力を発信し、観光交流を促進する情報施設②米沢の魅力を体感でき、居心地のいい空間で市民や来訪者が集える体験交流施設③地域資源を活用し、新しい地域の魅力を創造できる産業振興施設、の3つをコンセプトとして挙げている。

 道の駅として必要な機能、設備など以外の施設設備としては、歴史文化展示案内エリアや米沢、置賜・会津の観光案内機能と特産品コーナーや、地場産の食材を使ったレストランなどが出されているほか、芋煮やバーベキューなどの体験型エリア、イベントスペース、中にはペット愛好者に優しい施設といった項目が入っている。

 また、米沢中央IC周辺が望ましいとした建設場所について、隣接する主要地方道米沢高畠線の四車線化が計画されており、交通量の増加に対応できることにプラスして、市中心部から一番近く市民が利用しやすい点や、高畠方面からのアクセスがいいといった利便性の良さなどを考慮し、対象候補地に選定。多額の財源が必要とされる道の駅の整備では、「市の財政状況や接続道路環境などもあり、道路管理者(県)と市が協力して設置する一体型が望ましい」と判断を示した。

 市の限られた財源の中で設置するために、国の補助メニューを有効活用し、高速道路開通のメリットを受けるため、可能な限り早々に開業する配慮が求められている。敷地面積は冬期間の駐車スペースの確保や利用者増による施設の拡張性を考え約2㌶とし、駐車台数は少なくても100台の確保が必要とされている。運営主体は現在、市が直接運営する公設公営、第三セクター、公共的団体(米沢商工会議所等)、民間事業者の公設民営の4候補が上がっており、今後早い段階で決定される見通しだ。

 検討委員からは「(米沢の道の駅は)3市5町の玄関口であり、県南の要所となるはず。文化や伝統を考え、まつりなどにも使えたらいい」と、期待感を強く示している。今回検討委員会が出した建設用地、ならびにコンセプトは、今後計画を進める上で大きな方向性を示すこととなりそうだ。