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1月25日

撤去費増額、新文化複合施設で新たな火種

 米沢市は、まちの広場跡に建設中の新文化複合施設について、20日の市政協議会や24日の産業建設常任委員会で経過と進捗状況を報告し、1億6000万円の増額の必要性を示した。

 市によると、昨年10月から行われている地盤改良工事で、西側敷地境界線沿い地下3㍍付近にコンクリート建造物を確認。地下7・5㍍にはコンクリート床版も見つかった。このため市では建設に支障が出ることから1億6000万円をかけてケーシング工法による撤去を検討。全体で6か月の遅れが生じ、平成27年3月の施設完成予定には間に合わず、9月中旬になりそうだ。

 地下の残存物は昭和47年に建てられた大型商業施設サンホーユー米沢店の大規模なコンクリートと思われるが、「書類がなく、建築確認はできない」と話している。平成8年に市が購入する際、所有者と覚書を取り交わしたが、市は公園設置を予定していたため、地下1㍍までの撤去を求め、特殊槽は残すとした。市は「想定外だが、やむを得なかった。18年も経っている」と説明し、国の補助事業のため県と協議していきたいとしている。

 図書館やギャラリーなどの複合施設は基本構想の段階では、約20億円の予算だったが、震災の影響で2億円の増、さらに建設資材や人件費高騰のため4億3000万円を追加し、建設工事費は26億3000万円に膨らんでいる。今回さらに1億6000万円の追加については市の責任を求める声もあり、議会の承認が得られるか微妙なところだ。

市民の会、議長に要望書

 膨らむ建設費に危機感を覚える、まちの広場を愛する市民の会(佐藤雄一郎代表)ら10人は24日、島軒純一市議会議長に臨時議会が開催される前に「新文化複合施設費の更なる増額」に対して、議員全員参加の市民との意見交換の場を設けることなどの要望書を提出した。市民の会ではあらためて建設の是非を問うている。