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1月27日

第3期受講者20名が修了 企業で指導へ

          山形大学ものづくりシニアインストラクター養成スクール

 

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伊藤博校長より修了証書を授与される受講者

 ものづくり企業のOBやベテランを対象に、経営視点での「顧客に向けた価値の流れづくり」を身につけ、他企業や他業種の経営革新・生産革新を指導できる専門家(ものづくりシニアインストラクター)を養成しようと、昨年10月から山形大学工学部で行われていた第3期山形大学ものづくりシニアインストラクター養成スクールの修了式が1月27日、同学部百周年記念会館で行われ、伊藤博校長より女性2名を含む20人の受講者に修了証書が手渡された。
 この養成スクールは山形大学の実践的な人材育成や活用で培ったノウハウ(山形大学メソッド)を元に、東京大学ものづくり経営研究センターなどの講師を加えて、講義と現場改善実習により、ものづくりインストラクターとして必要な基礎知識と実践力を学ぶというもので、7回の講座と5回の現場実習を行った。
 講座では、ものづくりの基礎概念、経営戦略、品質管理、管理会計、現場改善の進め方、コンサルティングの基本など、専門的な内容を学んだほか、現場実習では置賜地方にある企業3社の協力を得て、受講者が3チームに分かれて企業に出向き、経営者から理念や経営の現状を聞き出しながら、経営や工程の課題を摘出、改善の提案とその期待される効果などをレポートにまとめた。
 受講者を代表して、富樫正一さんが「昨年10月の開校式以降、久しぶりの緊張感で臨んだ座学を経て、現場実習に移ってからは瞬く間に時間が過ぎた気がします。限られた中で学んだことを応用する難しさもありますが、チームの中から出た意見や先輩インストラクターから出た助言を通して解決へのアプローチを学んだことは一生の体験でした。スキルを高め、ものづくりの伝道師を務めていく所存です」とお礼の言葉を述べた。 
 好評の中で、伊藤校長は山形大学ものづくりシニアインストラクター養成スクールのような地域スクールが、この1月現在で全国ですでに5校開校済みで、今後も全国的な広がりを見せていることを紹介したほか、「ものづくり現場とは、付加価値(設計情報)が生み出される場、ものづくり改善とは、付加価値を生み出さないものを取り除く、ものづくりに対する取組姿勢は、組織能力を高めること」と説明し、修了した第3期受講者20名にエールを送った。
  山形大学の柴田孝教授が「インストラクターの心構え」と題して記念講演をおこなった。

(平成27年1月29日11:00配信)