hptitle01

漫画家ますむらひろしさんの作品集発行


                  米沢市中部コミセン拠点の住民参加の出版社

masumura

 米沢市は、平成25年度から「輝くわがまち創造事業」をスタートし、住民自らが魅力ある地域づくりを目的にした活動に対して認定を行い補助金を交付している。
 米沢市中部地区では、平成25年、「輝く中部・未来創造委員会」を設置し様々な情報発信を行うことにし、米沢市中部コミュニティセンター内に、出版社のヨネザアド・カタツムリ社(瀧口宏代表=写真)の事務局と作業スペースを立ち上げた。輝くわがまち創造事業へ「カタツムリ社プロジェクト」という出版社事業を申請したところ、平成26年2月4日に米沢市の認定を受けた。プロジェクト名の「カタツムリ社」は、米沢市出身の漫画家ますむらひろしさんの作品「アタゴオル」に登場する破産、倒産を繰り返す(笑)出版社からの命名。
 平成25年度はパソコンやスキャナーなどの編集機材を用意、編集スキルを磨き、2年目の平成26年度は実際の編集作業に入った。現在、同社のスタッフは10人で、編集5人、ほか販売、宣伝、会計に5人が関わっている。
 瀧口代表らは最初の出版にあたって目玉になる作品が必要と考え、米沢出身のますむらさんに相談、作品制作などの協力が得られる運びとなったほか、ますむらさんの提案で新作の制作までの間、「既発表原稿(漫画)」の出版を行うことにした。
 作品集の名称は「ヨネザアド幻想」で、漫画作品とエッセー合わせて15編や解説が含まれている。これはますむらさんの漫画家としての40年の集大成と言えるもので、故郷米沢が舞台の作品や米沢の影響を色濃く反映したものとなっている。今回の発行に合わせて、ますむらさんは原稿に加筆を行ったほか、装丁、奥付まで担当するなど、米沢への愛情が詰まった作品集と言えるものとなっている。
 どの作品を掲載するか、最終決定は平成26年末までかかったという。編集作業は平成26年秋から本文のテキスト化を始め、平成27年2月中旬にはますむらさんから絵が届いた。この作品集に入るますむらさんのデビュー作「霧にむせぶ夜」(1975年)は、少年ジャンプに掲載され手塚賞を受賞した作品。この作品集での極めつけは、米沢弁が出て来る漫画があること。米沢に住む人しか分からないような米沢弁が堂々と漫画の中に登場し、従来の漫画とは一味も二味も違う地元志向の漫画と言える。米沢弁で書かれた部分は、本の下に標準語の注釈を挿入したり、本文の中で説明したりしている。作品集はコミック本サイズではなく、元の原稿に近いA4版にしたのが特徴で、376頁のハードカバー上製本、巻頭の8頁はカラーとなっている。
 今回は限定4000部の発行で、5月15日に中部コミセンや米沢市内の4書店、ほかに漫画専門店やオンラインショップで取扱う予定。既に500冊〜600冊の予約が入っているという。
 発売前日の5月14日午後6時半から東京第一ホテル米沢を会場に、ますむらひろしさんのサイン会、続いて記念祝賀会を開催する。5月12日まで予約を入れるとサイン会場でますむらさんのサイン入りの本がもらえる。出版祝賀会参加の場合は会費3,500円(要予約)。
 ますむらひろしさんは、現在の米沢市桜木町の出身で、興譲小学校の卒業生。

書名 ますむら・ひろし作品集「ヨネザアド幻想」
定価 2,500円(税込)[本体価格:2,315円]
送料 全国一律 486円(税込)
問合せ ヨネザアド・カタツムリ社
    〒992-0052 米沢市丸の内2-1-35
     中部コミュニティセンター内
     TEL 0238-26-4300

(2015年5月7日18:35配信)