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公徳会新病院 米沢オフィス・アルカディア地内へ

nakagawam

 米沢市立病院精神科の医師確保の困難さから、「公立病院を含めた複数病院の再編・統合の特例制度」を使い、南陽市にある社会医療法人公徳会(佐藤忠弘理事長)が米沢市内に計画する新病院建設地について、6月20日、中川勝米沢市長は米沢市役所で記者会見を開き、米沢オフィス・アルカディア【C-5区】面積1.32㌶に正式に同意を得たと発表しました。6月16日、公徳会の佐藤忠弘理事長が中川市長に建設地としての意向を伝え、この日、中川市長の発表に至りました。
 これまでの経過として、当初は米沢市立万世小学校グランド東南の隣接地(2㌶)で話を進めてきたものの、地元説明会を踏まえて、6月初めに公徳会側から米沢市万世コミセン西隣り(1㌶)へ変更したいという意向が米沢市に伝えられました。併せて、そのほかの候補地がないか、米沢市へ確認の依頼があり、それを受けて米沢市として内部検討を行った結果、市民の要望の高く早期開院を図る意味から、上下水道や道路などのインフラが整備されている米沢オフィス・アルカディア用地(1.32㌶)を検討してほしいと公徳会側に回答し、それをもとに佐藤理事長から同用地内に建設したいという意向が米沢市に示されたものです。
arcadia 公徳会が米沢オフィス・アルカディア用地に決めた理由は、同用地が米沢駅に近く、現在、公徳会が経営している「米沢駅前クリニック」から距離的に近く連携し易いことや、米沢市万世コミセン西隣り(1㌶)よりも面積が広く、当初の米沢市立万世小学校グランド東南の設計がそのまま活かせる面積を有していることの二つをあげています。
 中川市長は、市民より早々に開院してほしいということもあり、上郷地区の住民代表として上郷コミセンの管理運営委員長、同館長に説明し、トップの了解が得られたことから、万世地区のような住民説明会は開催せず、このまま進めていきたいと述べ、米沢オフィス・アルカディア地内の企業の了承は得ているとしました。
 今後のスケジュールとしては、厚生労働省への「公立病院を含めた複数病院の再編・統合の特例制度」に基づく開院設置許可を待ちながら、仮契約につなげていきたいとしています。しかし、米沢市議会での審議も必要ですが、市議会6月定例会に間に合わせるには日程的に厳しく、一方、9月定例会では建設開始が遅れてしまうことから、その間に市議会の臨時会で対応することになる可能性があります。この点に関して、中川市長は、「早い段階で米沢市議会側と調整したい」と述べました。また、公徳会として、6月28日に米沢オフィス・アルカディア用地への建設に関して、機関決定する運びです。
arcadia1 米沢市としては、新病院建設にあたって何らかの助成を考えていますが、施設の性格上、企業や研究機関の進出にあたっては助成金を支給してきたこれまでの産業政策としての運用ではなく、地域の医療福祉を守っていくという視点からの公徳会に対して支援措置を行う予定であることを明らかにしました。

(2016年6月21日12:00配信、12:15最終版配信)