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米沢市 新年度一般会計予算は対前年比−0.1%

yosan17 米沢市は2月10日、同市役所で平成29年度米沢市当初予算案の概要について記者会見を開きました。
 はじめに、中川勝米沢市長が平成29年度予算案の概要を説明し、「新道の駅整備事業をはじめとする米沢市まちづくり総合計画を推進する一方で、本市の将来を見据え、財政健全化の取組を加速する必要があることから、職員一人ひとりが常に変革し、改善する意識を持って予算編成に当たることを基本方針として編成を行った」と述べました。
 平成29年度一般会計予算の目玉事業を問われた中川市長は、米沢オフィスアルカディアに建設する山形大学有機材料システム事業化開発センターの整備に対する支援(地域科学技術実証拠点整備事業)や、ブランド戦略事業、第3子以降保育料無償化の子育て支援の充実をあげました。
 須佐達朗総務部長は、「①職員の意識改革②予算の見積もりの精度を上げるために根拠をあげての予算計上③過去の施策、事業を検証しながら平成29年度以降の制度設計に生かす予算組み④議会からの意見、要望を様々に検討」して練り上げた予算であると述べました。
 平成29年度一般会計当初予算額は、過去3番目に大きい362億8千万円(対前年度−3千万円、−0.1%)で、対前年比でわずかに減少しました。
 主な増加要因としては、①認定こども園を3園増と第3子以降保育料無償化の実施に伴う「子どものための教育・保育給付事業」(+5億3千3百万円)②「地域総合整備資金貸付事業」(+4億5千万円)【新規事業】をあげています。また、減少要因としては、「新道の駅整備事業」(−6億6百万円)【本体工事等を H28年3月補正の繰越分で実施予定のため】、民間保育施設等施設整備助成事業(−5億8千9百万円)【認定こども園3園の改修完了のため】となっています。
 平成29年度の主要事業〈新規分〉としては、地域科学技術実証拠点整備事業(5千万円)、上郷コミュニティセンター建替事業(3千3百万円)、市営プール自動審判計時装置等修繕(6千3百万円)、「米沢こころの病院」開設補助金(5千万円)、地域総合整備資金貸付事業(4億5千万円)、健康のまちづくり推進事業(1百万円)、高速交通網を利用した交流人口拡大事業(1千6百万円)、建築物耐震化促進事業費(耐震補強設計)補助金(8百万円)、空き家対策計画策定事業(4百万円)、高齢者運転免許自主返納支援事業(4百万円)をあげています。
 また、継続事業では、ふるさと応援寄附金制度推進事業として10億2百万円を予算計上しました。返礼品の拡充などにより、寄付金額は大幅に増加しており、平成28年度同寄付金予算額は33億円に達しています。
 一般会計予算歳入は、102億円(+2億円、+2.0%)、地方交付税は、69億8千万円(−1億8千万円、−2.5%)、繰入金は、12億7千8百万円(+1億2千百万円、+10.5%)、地方債は26億2千万円(+7千1百万円、+2.8%)となっています。
 同歳出では、人件費が44億4千6百万円(+1億6千8百万円、+3.9%)です。平成27年度から財政健全化の一環として、給与の削減に取り組んできましたが、平成29年度は職員について削減率を半減した予算を計上しています。
 給与の削減は、平成27年・28年度が、管理職−8%、管理職以外−6%、調理師−5%、市長が−20%(但し、平成28年度は−30%)、市長以外の特別職では、副市長−17%、教育長−15%、代表監査委員−15%、市議会議員−8%としてきました。平成28年度決算見込みでは、これらによる合計削減額は2億5千万円ありました。削減率を半減したことにより平成29年度給料独自減額財政効果額は、1億3千7百万円となります。但し、管理職以外の職員については、現在、組合との協議中であるとしています。
 経常収支比率は、平成29年度が95.6(平成28年度95.2)で、0.4悪化します。
 また、米沢市の一般会計、特別会計、企業会計を含めた(3会計合計)当初予算額は、約690億7千万円(対前年度−11億1千1百万円、−1.6%)となっています。

(2017年2月10日21:15配信)