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米沢市・愛宕神社、八雲琴と石笛のいにしえの調べ演奏会

  

concert-1 美しい月を眺めるお月見の日、十五夜となった10月2日夜、米沢市遠山にある愛宕羽山両神社社務所で、八雲琴(やくもごと)と石笛(いわぶえ)の「いにしえの調べ」と題する演奏会が行われた。
 主催したのは同神社神主の伊藤美由紀さんで、八雲琴、笛、巫女舞などの演奏者でもある伊藤さんは、新型コロナウイルスで演奏や表現の場が無くなり、同神社社務所を使って今年5月から「満月ライブ」を始め、近所の人たちを招いて昔語りや絵本の読み聞かせなどを開催、フェイスブックで発信を行ってきた。この日は15人ほどが集まり、伊藤さんらの演奏を楽しんだ。
 伊藤さんは20年前に出雲で八雲琴を学んだ。八雲琴は1メートル余りの幅の琴で2弦が張られてあり、神おろしの儀式で使用され、娯楽的に演奏してはいけないとされる。今年は八雲琴が世に現れて200年目で、伊藤さんは高畠町にある安久津八幡宮で八雲琴の演奏会を開き、10月15日には出雲大社で奉納演奏を行う予定である。
yakumo-2 八雲琴は現代の琴のような大きな音は出ないが、その雅な音がなんとも言えない「いにしえ」を感じさせる。伊藤さんが習った出雲でも演奏する人が減り、後継者不足で伝統が途絶える恐れがあるという。その中で、伊藤さんへ出雲大社での奉納演奏の声がかかった。伊藤さんは「神道は日本の伝統文化、精神性に根付いたもの。八雲琴や笛などの演奏は神様への私の祈りです」と話す。
 はじめに、正装をした伊藤さんと石笛演奏家の玉祇沙羅(たまきさら)さんが登場して、石笛の柔らかな音と八雲琴の絶妙なアンサンブルで、時間が自然に流れるような古代日本のいにしえの雰囲気を感じさせる優雅な音楽を奏でた。石笛は石の表面を6〜7ミリ幅、深さ1.5センチほどに円柱にくりぬいたもので、石の硬さや材質で出てくる音が違ってくる。ロシアで見つかった隕石の石や、四国で取れた質量の重い石などが見事な楽器となる。
stone flute 次に玉祇さんが石笛で独奏した。石笛を次々と持ち替えながら石笛の穴への吹き方を変えて自由に音階を作り出し、メロディーを奏でる。これは笛を吹いた経験がある人にとっては理解できるが、実に高度な技術を要する。
 また駒沢大学名誉教授の瀬尾育弐(やすつぐ)さんが篠笛を吹き、荘厳な響きが室内にこだました。伊藤さんの舞う巫女舞など、普段なかなか目にすることの少ない、日本の伝統文化を堪能した夜となった。演奏会の後は、参加者で米沢名物の芋煮を食しながら和気あいあいの語らいを行っていた。

 伊藤さんは、准看護師と心理カウンセラーの資格を持ち、山形県と米沢市の相談員としてカウンセラーの仕事に携わってきた。ウイズコロナ時代となり、いま心の健康がとりわけ大事になっている。愛宕羽山両神社社務所内の一室に、「カウンセリング ラウア」を開設し、カウンセリング、ヒプノセラピー、スピリチュアルケアカウンセリング、ラウアヒーリング整体、石占いセッションなどを主宰している。一人一人の問題や症状を聞き、心理カウンセリングや各種心理療法などを組み合わせ、心身の回復、改善に努めている。
 伊藤さんは今後も「満月ライブ」のようなイベントを通して、神社やカウンセリングに対しての敷居を低くしたいと話す。毎月8日は神社カフェを開催し、社務所を開放しながら色々な悩みを話しあう場所を提供している。

 問い合わせ 愛宕羽山両神社 TEL 0238−23ー3268
       カウンセリング ラウア TEL 080-3196-7417
       (完全予約制)受付9:00〜20:00
       米沢市遠山町1479−1