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米沢牛銘柄推進協議会(会長 近藤洋介米沢市長)が主催する第47回米沢牛枝肉共励会が、4月10日、米沢市食肉市場(米沢市万世町片子)で行われた。市場関係者、購買者らが威勢の良い手締めでセリを開始した。
(写真右=米沢牛枝肉市場の資料写真)
今回の共励会には、22社(前年同時期24社)が購買に参加し、75頭(同75頭)が上場された。
今回の枝肉共励会では、世界情勢の不安定さや、飼料・米価格の高騰、さらには米国トランプ大統領による関税措置や株価の下落など、消費の先行きが見通せない状況下でのセリとなり、購買は全体的に慎重な動きとなった。
今年は米沢牛誕生150周年という節目の年であり、歴史あるブランドの価値を次代へとつなげていくため、今後も関係者が一丸となり、取り組んでいきたいとしている。
販売金額は9,749万3,187円(税抜)で、過去最高だった前年の1億1,050万9,537円(税抜)には及ばなかったが、最高単価は4,011円/kg(税抜)、平均単価は2,740円/kg(税抜)と、全国的に枝肉相場が下落する中では、米沢牛は一定の市場評価を維持しているものとみなされる。
最優秀牛は、A-5等級、BMS12の長井市の青木岳さんが生産した米沢牛(黒毛和種、雌、428㎏)が選ばれ、株式会社米沢牛黄木(米沢市)が落札した。最優秀牛の単価は、4,106円/kg(税込)、金額は175万7,436円(税込)だった。また最高単価、最高金額の枝肉は、株式会社米澤佐藤畜産(米沢市)が生産し、株式会社登起波(米沢市)が落札し、単価は4,332円/kg(税込)、金額は196万2,342円(税込)で取引された。
各等級別では、今回A‐5が3,000円(同3,292円、税込)、A‐4は2,429円(3,069円、税込)だった。