newtitle

県公立大学法人附属図書館に「佐藤家文書」が寄託

このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

Adobe Flash Player を取得



 江戸時代初期の米沢藩の農村支配機構を解明する貴重な史料として従来より注目されてきた、高山村(現、川西町高山)の富農で、肝煎(きもいり)・副戸長を勤めた佐藤又右衞門家に伝わる文書「佐藤家文書」が、同家末裔の佐藤恒太郎氏(山形市在住、75歳)より山形県公立大学法人(山形県立米沢栄養大学・山形県立米沢女子短期大学)附属図書館に寄託されることになり、平成28年9月27日、米沢女子短期大学で、寄託資料受託書の交付式が行われました。
「佐藤家文書」は、米沢女子短期大学日本史学科の小林文雄教授が生活文化研究所共同研究事業において、調査研究の対象資料として一時的に預かり、目録の作成などを進めてきたものです。
 交付式でははじめに、研究者代表者として小林文雄教授が「佐藤家文書」の解説を行いました。次に山形県公立大学法人理事長(米沢栄養大学・米沢女子短期大学学長)の鈴木道子氏より、佐藤恒太郎氏へ寄託資料受託書が手渡されました。
 鈴木理事長は「本当に貴重で、これから史実的に解明されていくと思います。大事にしていきますのでご安心下さい」とお礼を述べました。佐藤氏は「小林先生に調査、分類、整理していただき、5,000点あまりにも及ぶということで驚いています。これからどうやって古文書を保管していくかが大きな悩みの一つでしたが、大学の図書室で保存していただけると聞いて喜んでいます。先祖に報告して帰りたいと思います」と述べました。
 小林教授は「佐藤家文書」が現在5,220点を数え、「暮らしの手帖」などの雑誌が未整理なこともあり、今後さらに増える見込みであることを述べています。会場では、江戸時代の古文書や、儒学の「中庸」、幕末から明治時代にかけて収集された書籍や雑誌が展示されました。「日光」と書かれた道中記や幕末に発行され全国諸藩が描かれた古地図などの旅行に関わる史料、日清・日露戦争時の軍事郵便などが含まれ、特色ある史料群であることが判明しています。
 平成28年9月28日〜10月4日まで、同附属図書館で「佐藤家文書」の展示会が開催され、研究成果が公開されました。

(2017年1月7日18:30配信)