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「米沢牛」地理的表示(GI)登録認定でブランド化

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 米沢牛銘柄推進協議会会長を務める中川勝市長は、3月3日、農林水産省より同日午後に、「米沢牛」の地理的表示(GI)が登録認定されたことを受けて米沢市役所で記者会見を開きました。
 中川市長は「長い歴史と伝統に輝く米沢牛がいよいよブランド牛として確立された。米沢市長として、GI認定について大変に誇りに思っているところです」と述べました。
 同協議会は、平成27年6月17日の総会でGIの申請を決定し、同年9月3日に申請、昨年10月28日に公示がなされていましたが、今年2月24日の有識者会議を経て、3月3日登録認定の運びとなったものです。この日、午後2時より農林水産省本館(東京都千代田区霞が関)で行われたGI登録証授与式には、JA山形おきたま農協関係者らが出席しました。
 地理的表示法とは、「特定農林水産物等の名称の保護に関する法律」で、地域で育まれた伝統と特性を有する農林水産物食品のうち、品質等の特性が産地と結びついており、その結び付きを特定できるような名称(地理的表示)が付されているものについて、その地理的表示を知的財産として保護し、生産業者の利益の増進と需要者の信頼の保護を図ることを目的にしています。
 GIがあることで、①基準を満たす生産者だけが「地理的表示」を名称として使用可能②品質を守るもののみが市場に流通③GIマークにより、他の産品との差別化が図られる④訴訟等の負担がなく、自分たちのブランドを守ることが可能⑤地域共有の財産として、地域の生産者全体が使用可能、などの効果があります。(農林水産省のHPから)
 米沢牛の歴史は、明治4年、米沢にできた興譲館洋学舎の教師として招かれた英国人チャールズ・ヘンリー・ダラス(1842〜1894)が、明治8年に任期を終えて米沢を離れる際に、添川村(現在の飯豊町)産の牛を横浜の外国人居留地へ引いて行き、その牛肉を味わった人々がその美味しさを褒め称えたことから、ダラスは米沢の家畜商と横浜の問屋を契約させ、「米沢牛」が世に広まるきっかけを作りました。
 ダラスは、米沢時代のお抱えコック「萬吉」に米沢で初の牛肉店を開かせるなど、「米沢牛の恩人」と言われています。大正初期には、米沢牛の頭数は年間300頭を超すほどになりました。
 現在、米沢牛の定義は、「生産地が置賜地域内(最終飼育地)で、出荷時の月齢が生後32か月以上、黒毛和種の未経産雌牛、公益社団法人日本食肉格付協会の「牛枝肉取引規格」による格付で、肉質等級3等級以上」となっています。
 平成28年2月1日現在のデータとして、米沢牛の肥育農家数は124戸、肥育頭数は6,536頭です。平成27年度の米沢牛の出荷頭数は米沢牛枝肉市場で2,057頭、東京市場を含めると約2,800頭となります。昨今、ふるさと納税による返礼品で、米沢牛の需要が高まり、枝肉価格が高値となっています。また、子牛の価格が高めに推移しています。
 GI登録認定を祝い、3月30日午後5時から東京第一ホテル米沢において、吉村美栄子山形県知事らを招き祝賀会を開催する予定です。

(2017年3月3日20:15配信)