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羽越水害から50年、赤湯小学校で出前講座


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 昭和42年(1967)8月28日早朝から29日早朝にかけて降り出した雨は、山形県西置賜地方を中心に大きな被害をもたらし、山形県では戦後最大の水害となりました。これは羽越水害と言われ、平成29年は羽越水害から50年の節目を迎えることから、国土交通省、山形県、村山地方や置賜地方の市・町などで組織する「羽越水害50周年行事実行委員会」が実施主体となり、水害から命を守る防災をテーマに様々な取り組みが行われています。
 その一環として、5月11日、南陽市立赤湯小学校(長濱洋美校長)で出前講座「羽越水害など洪水の怖さを知る」が開催されました。この講座には、同校4学年78名が参加して、国土交通省東北地方整備局山形河川国道事務所調査第一課の佐藤雄三専門員が講師となり、はじめにスライドとビデオを使って、「羽越水害とはどんな水害だったか」を学びました。
 次に、「雨の重さ体験」として、畳1枚分のエリアに3センチの雨が降った場合の重さを、水の入ったペットボトルで体験しました。続いて、平成25年7月に、南陽市金山で1時間に30ミリを観測した大雨や、平成28年8月の台風10号による東北地方太平洋側での水害などを学び、近年の洪水の怖さを知りました。児童たちから佐藤専門員に対して、次々と質問が出されました。
 今後は実際に小学校周辺を歩き、洪水ハザードマップを利用しながら水害が起きた時に役立つ場所や、危険な場所を学習することにしています。一連の学習成果は、今年8月26日の羽越水害50年行事のステージイベントで発表予定となっています。現在、「羽越水害」をテーマにしたパネル展が山形市を皮切りに、県内各地を巡回して展示されています。
 羽越水害では長井線、米坂線が不通となり、道路損壊558ケ所、家屋倒壊2,203戸、床上浸水4,129戸、床下浸水10,149戸、農地・宅地等浸水13,179ha、死者8人、負傷者137人、被害総額は現代の貨幣価値で約597億円余りと甚大な被害が出ました。

(2017年5月11日21:35配信)