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天元台ロープウェイで、新搬器お披露目と救助訓練


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 株式会社天元台(斎藤友久代表取締役社長)は、6月3日から始まる天元台ロープウェイ・リフトの夏山営業を前に、5月28日、ロープウェイの新らしい搬器(キャビン)をお披露目しました。
 新しい搬器は、同ロープウェイにとって昭和61年11月以来31年ぶりの更新で、第3代目にあたります。特注でスイスのCWA社が2年がかりで製造しました。この搬器は完全平面構造で、幅1.95m、長さ4.75m、高さ2.48m、重さ2,460kgあり、乗車定員(乗務員含む)は最大40人です。室内の床面積は7.2㎡と2代目と変わりませんが、開放的なガラス張りで見晴らしは抜群となり、モダンな外観デザインと相まって人気を博しそうです。
 試乗では2代目に比べて見晴らしが良く、室内がゆったりとした感じとなっています。風の影響を受けにくく安定した乗り心地で音も静かで、白布湯元駅から約1,000mの距離を5分で終点の天元台高原駅まで到着しました。
 当日は、特別にロープウェイの運転室や機械室が報道陣に公開されました。運転室ではロープウェイの運行状況がわかるモニター画面や監視カメラ映像モニターが配置され、機械室にはモーターでロープを牽引する大きな歯車や、一般電源の喪失時に自家発電設備による電力でモーターを動かす予備原動機などが設置されてあり、乗客の安全対策がなされています。 
 安全性を高めるために、搬器の自重を重くし、乗車定員は46人から40人に減らしました。自重が重くなったことで揺れが少なくなり、またローラーがプラスチック製で静音となり、乗車時の快適性が増しました。
 搬器の更新に要した費用は、約1億5千万円(搬器2台、設置費用などを含む)で、天元台ロープウェイ設備の所有者である米沢市が全額負担しました。米沢市は平成24年から6年間、総額約6億円をかけて、制御盤、モーター、予備原動機、ロープなどの交換、風監視カメラ、風速計の追加を行い、今回の搬器の更新で一連の事業が終了します。
 この日は、新しい搬器による初のロープウェイ救助訓練が行われ、乗客に見立てた従業員が、一般電源、自家発電設備の両方がストップしたという想定のもと、地上から高さ10メートル程度で止まった搬器から人が袋に入って地上に降りました。
 6月3日には、新しい搬器のロープウェイ出発式と西吾妻夏山開き「安全祈願祭」が行われます。今期の夏山シーズンの目標は、新しい搬器の導入により3万人のロープウェイ利用者を目標にしています。

(2017年5月28日18:45配信、5月29日7:30最終版)