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会津若松市 戊辰150周年記念歴史講演会


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 会津若松市は、戊辰戦争から150年を迎えた今年、"「義」の想い つなげ未来へー。戊辰150周年"をキャッチコピーとして、1年を通して様々な催しを行います。

 江戸から明治という近代日本の誕生に至る過程で、旧幕府側と新政府側との間で鳥羽伏見の戦いに始まり、奥羽、越後、函館五稜郭などで激しい戦いが繰り広げられました。会津藩は、慶応4年8月21日、藩境の母成峠(ぼなりとうげ)の戦いから1か月間にわたり、「義に死すとも不義に生きず」という自らの信じるところにしたがって戦い続けましたが、ついに力尽きて9月22日に鶴ケ城に白旗を掲げ降伏しました。この間、会津側の戦死者は3千人を超えます。その後、斗南藩(となみ、青森県東部)として新しい領地で会津人たちは再出発し、厳しい生活環境の中で耐え続けました。

 会津若松市は、戊辰150周年記念事業の皮切りとして、1月28日、会津若松ワシントンホテルで、直木賞作家の中村彰彦氏を講師に迎え、戊辰150周年記念オープニング歴史講演会を開催しました。300人の定員でしたが、500人を超える大盛況でした。
 はじめに今年5月に民放BS4局ネットで配信予定の戊辰150周年を記念して制作した特別映像の一部が紹介されました。BS放映後はインターネットで海外にも配信する予定です。
 続いて室井照平市長が、会津若松市として取り組む戊辰150周年の意義を述べました。
講演会では、中村彰彦氏が「会津藩の栄光と悲劇の歴史を読み直すー戊辰百五十年目の視点から」と出して1時間半余りにわたって講演を行いました。

 中村氏は、西日本は明治維新150周年と見るが、関東以北は戊辰150周年と見方が異なり、その理由は汚名の元に生命を散らしていった人たちを悼むニュアンスが、明治維新良かったということでは欠けてしまう。戊辰ということで、味わい深いものになると述べ、東北は戊辰戦争のイメージが強い地域であることを浮き彫りにしました。さらに、会津藩の初代藩主保科正之が行った善政を挙げながら、江戸時代を通して会津藩が幕府からの命で国防において重責を担ってきた歴史があり、幕末に松平容保が京都守護職を拝命する元となった。慶応3年10月の倒幕の密勅は岩倉具視らによって作られた偽文書で、1868年に生まれた新体制の国家は、100年もたずに1945年の敗戦によって消えていったと述べました。

 会津若松市の主な戊辰150周年記念事業としては、2月にオペラ白虎プレコンサート、5月に歴史シンポジウム「奥羽越列藩同盟と会津(仮)」として、著名な歴史学者による解説・記念講演、パネルディスカッション、7月28日・29日に、オペラ白虎合唱団、NHK交響楽団有志による白虎隊の史実をオペラ化した「オペラ白虎」公演、9月22日に戊辰150周年記念式典、9月15日〜11月5日まで鶴ヶ城天守閣企画展を開催することにしています。

(2018年1月29日19:40配信、20:10最新版)