newtitle

日本刃物(株)、ドイツ企業scia社とビジネス成約


このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

Adobe Flash Player を取得



 経済産業省の支援を受け、ドイツ連邦共和国ザクセン州の企業と交流を行ってきた米沢市の日本刃物株式会社(大友久雅社長、以下日本刃物社)は、このほど、ザクセン州の「scia Systems GmbH」(以下scia社)とビジネスが成約し、2月14日、scia社の担当者がビジネスミーティング(事務打合せ)のため日本刃物社を訪れました。

 米沢新産業創出協議会(事務局:米沢商工会議所、米沢市)は、平成25年度〜同28年度の4年間、日本貿易振興機構(JETRO)による地域交流支援事業(RIT)を活用して、ザクセン州と経済交流事業を実施してきましたが、平成29年度より経済産業省委託事業である地域中核企業創出・支援事業(支援事業名:米沢市ものづくりドイツ市場開拓事業)を活用し、米沢市とザクセン州企業とのビジネスマッチング(※)に取り組んできました。現在、地域中核企業候補として日本刃物社を含む6社が名を連ねています。
 
 日本刃物社の大友久雅(ひさのり)社長は、昨年5月、11月、今年1月の3回と、ザクセン州内の企業20社余りを訪問した結果、scia社を含む3社と商談がまとまりました。今回、その1社であるscia社で戦略的購買/商品管理を担当するコーネリア・ヨアキムさんが来社したものです。
 scia社は、ドイツ・ケムニッツ市にあり、2013年に創業した企業で、イオンビームを利用した半導体製造装置(エッチング装置)メーカーです。一方、日本刃物社は1942年に設立され、米沢鎌の製造販売から産業機械刃物生産に進出し、現在は高精密度部品などの精密加工分野に展開しています。
 今回成約した商談は、scia社が製造する半導体製造装置で用いる部品(ガイドレール)を日本刃物社が製造して供給するものです。これは日本刃物社が得意とする精度や平坦度の技術が高く評価されたものです。
 昨年12月にscia社から注文が入り、40日という短納期(土日を含む)で日本刃物社は1月に最初のロットを出荷しました。scia社の受入検査で全数良品となり、大友社長は「ほっとしている。追加オーダーがきている」として、今後のビジネス展開に大きな期待を寄せています。
 ヨアキムさんは、日本刃物社の工場見学を行った後、ビジネスミーティングに臨み、「scia社が日本企業と取引を行うのは初めて」とし、「日本刃物社の品質に満足している」と述べました。最後に「歓迎」と書かれた幕の下で、大友社長と握手をしました。
 日本刃物社は、scia社とのコミュニケーションにはドイツ語を使用し、昨年来、社内にドイツ語と英語に堪能な菅野惠子取締役を配置して、サポート面でも万全の体制をしいています。

 (※)ビジネスマッチング:商品やサービスの提供側と、その利用者側とを結びつけてビジネスにつなげていくこと

(2018年2月15日13:40配信)