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米沢市での地下水熱循環式歩道融雪実験の成果を報告 


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 米沢地区地下水利用対策協議会(小嶋彌左衛門会長)は、2月16日、置賜総合文化センターで会員研修会を開催し、会員、事務局など約30人が出席しました。
 当日行われた研修では、山形大学大学院理工学研究科名誉教授の横山孝男先生が、「地下水熱を用いた融雪実験について〜休止井戸を利用した地下水熱循環式歩道融雪〜」と題して、平成29年度と30年度に行った実験の内容や得られたデータなどについて報告を行いました。この実験は同協議会設立40周年記念事業の一環として行われたもので、豪雪地帯である米沢市は消融雪のために地下水の揚水が盛んで、それに起因した地盤沈下が全国ワースト2位ということから取り組まれたものです。
 実験は未利用の休止井戸を復活し、無揚水で歩道融雪に利用するというもので、平成28年12月より始めました。実験場所は米沢市役所東側にある休止井戸とその隣接する歩道で、井戸の中に外径16㎜(内径13㎜)、40メートル長の採熱管3セットを挿入し、その採熱管と歩道上の幅1.8m、長さ12mの融雪パネル内の通液管を接続した上で、循環液を200Wのポンプを使って同パネル内を循環させるものです。
 横山先生は、結論として、復活井戸は非揚水で4kw、8℃の採熱出力に十分に耐え、井戸の地下水熱供給能力は十分であり、融雪にかかる消費電力が200Wの循環ポンプのみで本融雪システムはその20倍の熱出力となったことや、日降雪量が30㎝の場合でも融雪板全面にわたって残雪はなく融雪機能を果たし得ることなどを報告しました。実験設備などに要した事業費は、合計で130数万円余りで、設備業などの会員企業がボランティアで協力しました。
 また、米沢工業高校機械生産類1年生の我妻花音さんが製作した融雪実験場所に掲げるPR用のぼり旗が発表され、研修会終了後、記念撮影を行いました。

(2018年2月17日22:05配信)