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結城豊太郎記念館 西郷隆盛、幕末志士らの資料展示

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 南陽市立結城豊太郎記念館は、元号が明治に改元されてから今年で150年となることから、結城豊太郎が収集し同館が所蔵する資料の企画展示「結城先生が敬愛した西郷南洲翁」を開催しています。
 結城豊太郎は、明治維新の立役者の一人である西郷隆盛(南洲)を深く敬愛しましたが、そのきっかけとなったのは赤湯小学校時代の恩師、「須藤信立(読み仮名不明)先生」が西郷とゆかりのある庄内地方出身で、西郷の偉大さを結城少年に伝えたことにあります。
 戊辰戦争の際、幕府親藩だった庄内藩は、奥羽越列藩同盟の一員として官軍と戦い降伏しましたが、西郷は庄内藩に対して寛大な処分を下しました。庄内の人々はその大徳を心から敬慕し、西郷と深い契りを交わすことになりました。明治3年11月には、庄内藩主だった酒井忠篤(さかいただずみ)が、士族70名余りと鹿児島に西郷を訪れ半年間教えを受けたほか、明治10年に西郷が没するまでの間、教えを受けた人たちはその教えを丹念に筆記して庄内に帰りました。これらの書写本が明治23年1月に「南洲翁遺訓」として刊行されました。
 会場正面には、西郷筆の扁額「敬天愛人」が展示され、堂々たる風格を感じさせるものとなっています。また、米沢藩幕末の志士、雲井龍雄の流れるような書風も見所です。
 若き日の結城豊太郎が感銘を受け、それを故郷の若者たちの道標となるように残した貴重な資料の数々は、戊辰戦争から明治初期に活動した人たちの息遣いが感じられるようです。
 会期は4月17日(火)〜6月24日(日)まで、月曜日休館(祝日は開館、翌日休館)。入場無料。

(2018年5月29日11:55配信)