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小松豊年獅子踊り、燃え盛る火の輪を潜る獅子


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 山形県指定無形文化財である川西町の小松豊年獅子踊りが、8月16日、午前9時過ぎより同町の大光院前で開催されました。
 この獅子踊りは、奈良時代から平安時代初期にかけて奈良の法相宗僧だった徳一上人が「法の過ち」により流され、日立、会津を経て、現在の川西町ダリヤ園の近くに小屋住まいをしていた時に、上人の郷愁を慰めるために村人たちが始めたと伝えられています。
「法の過ち」とは、天台宗開祖の最澄との間で行われたの教学論争(「三一権実諍論」)で敗れたことを指すものと考えられ、大光院の場所は徳一上人の成道(じょうどう=悟りを開くこと)の跡として、同寺院1200年の歴史を伝えています。
 江戸時代、藩財政が厳しかった米沢藩では、この踊りは不作の年は許可されず、豊年の年しか踊れなかったため「豊年獅子踊り」と名付けられました。
 3匹の獅子は、一年間の農作業の仕草を織り交ぜながら、赤い色の花笠をつけた早乙女とともに境内を回りながら踊りました。観客は、笛の音の中で雅を感じさせる優雅な踊りを堪能しました。
 ハイライトは、獅子が火の輪を潜るもので、見事に潜ると観客からは拍手がおくられました。当日は大光院前の他、町内6か所で踊りが行われ、午後7時からは町中央公民館前で披露します。

(2018年8月16日15:45配信)