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画人、池田月潭の魅力を伝える展覧会を再び

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 1694年に最上川舟運が開通し、米沢藩の玄関口として栄えた長井(現長井市)で、荒物屋、後に呉服屋として財をなした丸大扇屋は、現在、長井市文教の杜として活用されています。ここを会場に、平成30年9月20日(木)から10月21日(日)まで、「今、ふたたびの池田月潭(げったん)展」が開催されています。同所での月潭展は、平成28年4月以来の2年半ぶりで、今回の展示は平成29年度に月潭の縁者より寄贈頂いた作品などを含む約12点となっています。

 池田月潭(1881~1923)は、元庄内藩士を父に東京神田で生まれ、有職故実画の大家村田丹陵に師事し、独立後は日本美術協会主催展覧会などで入賞するなど、大正時代の日本画壇で高い評価を受けました。しかし、大正12年の関東大震災で負傷し、3ヶ月後、長井町(現長井市)で42歳の生涯を閉じました。
 月潭は大正3年から3年間、長井町(現在の長井市)に滞在し、丸大扇屋の貸家に住まいをした関係で、丸大扇屋に作品が残され、さらに同家から長井市に寄贈されました。日本各地で画会を開催し、生涯に約3,000点を描いたとされますが、その素性は長らく不明で「謎の画人」と言われてきました。月潭の縁者で月潭研究家の池田道正氏(山形大学名誉教授、鶴岡市在住)の調査によって漸くその実像が明らかになりました。

 今回の展示では、楠木正成や忠臣蔵など、歴史を舞台にした堂々たる作品や自然の風景など、月潭の自由自在な表現力に圧倒されます。
 池田月潭展を記念して、池田道正氏を講師に、9月23日(日)10:00〜12:00まで、小桜館(長井市高野町2−7−28)で、講演会「幻の画人を追い求めて」を開催します。事前申込不要、入場無料。

(2018年9月20日17:00配信)