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竹田 歴史講座

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南陽市で生産の靴 「ふるさと名物応援宣言」へ




 南陽市は、2月26日、同市で生産され、ふるさと納税の返礼品にもラインナップされている地域産業資源である靴を、「ふるさと名物」として応援する宣言を行いました。
 中小企業地域資源活用促進法に基づいて、市町村が「ふるさと名物」を特定して応援宣言を行うことで、農林水産物、工業品、観光資源に対して、種々の優遇措置を受けることができる経済産業省の事業です。認定を受けた中小企業者や個人事業主には、「地域産業資源活用事業計画」に基づき、補助上限額年あたり500万円、補助率1/2以内、補助期間3年の補助を受けることができます。
 ふるさと名物応援宣言セレモニーでは、白岩孝夫南陽市長が宣言を読み上げ、(宮城興業株式会社)高橋和義社長が事業計画について説明を行いました。靴製造企業である宮城興業株式会社は、昭和16年9月に創業、戦時中の昭和20年、仙台市から宮内町(現、南陽市)に疎開し、昭和27年11月に会社設立を行い、以来70年以上にわたり地域経済を支えてきました。現在、従業員は80名です。
 同社は、「お客様の足に合う靴を1足ずつ作る」というオーダーメードの生産システムを完成させたほか、体が不自由な人のための靴の開発等、新分野の事業にチャレンジしています。片麻痺(脳血管障害)患者の靴への不満が多いことから、左右差のサイズ、素材やデザインなど外出時に履く靴の開発と販売を目指そうとするもので、2月8日、経済産業省より「日本初のカスタムメードシステムによる片麻痺障がい者用靴の開発と販路展開」で事業認定を受けました。

 (2019年2月26日21:05配信、2月27日20:15最新版)