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米沢市議会は、2月25日、3月定例会を開会し、中川勝市長、議員など、全員がきもの姿で本会議に臨みました。
このきもの議会は、米沢市の基幹産業として長年にわたり地域経済発展に貢献してきた米沢織物業界の振興と活性化を支援するため、昭和54年2月23日の臨時会以来継続しているもので、今年で第41回を迎えました。当日は午前10時の本会議に先立って、きもの姿の議員が次々と本会議場に入場しました。
本会議では、中川勝市長が平成31年度市政運営方針を述べ、「市長として4年目を迎え、市民が米沢のまちに住んで良かったと感じられるまちづくりを意識しながら、全力で市政運営を行ってきた」とし、「就任時には様々な課題が山積していたが大きな課題に対して一定の方向性を示すことができた」と述べました。新年度一般会計予算は、昨年度当初予算に比べ、8.9%増の391億8千万円を計上しました。中川市長は、米沢の魅力を高める米沢ブランド戦略の推進、健康長寿日本一への取組、新病院の基本設計業務を進め、庁舎の建替事業を新年度より建設工事に着手することや、上郷コミセンの開館、窪田、田沢のコミセンの建替工事を進めるなどとしました。また新年度からスタートする「置賜定住自立圏」では、共通課題と圏域の活性化を推進するとしました。
最後に、今年は米沢藩第9代藩主、上杉鷹山が入部して250年となることから、「なせば成る」の精神、伝統と誇りを胸に、未来に向けた新たな一歩を踏み出す時と述べました。
3月定例会には、議案28件を含む計30件が上程され、3月22日の閉会日まで審議が行われます。
(2019年2月27日19:35配信)