![]() |
近代こけし作家で、写真家、書家として、幅広い分野で芸術活動を行っている米沢市在住の山中三平さん(93歳)は、自身が撮影した写真『よねざわ百景』を米沢市に寄贈することになり、3月22日、米沢市役所に中川勝市長を訪れ寄贈セレモニーを行いました。
今回贈呈したものは、昨年10月2日から7日まで、よねざわ市民ギャラリー(ナセBA)で開催した「山中三平写真展 よねざわ百景」で展示したもので、「松岬公園の四季」(12点)、最上川源流(18点)、なでら街道(9点)、秋の色(6点)、うまいもの(22点)、伝承の技(33点)、酒造り(7点)、まつり(22点)、史跡(13点)、二科会写真部本展出品作品(25点)の計167点です。
写真歴が約70年という山中三平さんは、平成27年秋、よねざわ百景を写そうと思い立ち、名所旧跡にこだわらず自分の好きなところから撮影を始めました。この『よねざわ百景』には、平成25年から平成30年に撮影したものを中心に、古い時期のものでは昭和40年3月に撮影した「彼岸の頃」、「花売り」、「一刀彫」など米沢の歴史を伝える資料としても貴重なものや、これまでに二科会に出品してきた作品が含まれています。
寄贈された写真は、米沢市教育委員会が管理し、今後、米沢市をPRするいろいろな機会で展示していくとしています。
二科会に出品された「秋の日に」は、昭和43年頃の撮影で、中川勝市長の奥様が米沢東高校3年生の時にモデルとなり撮影されたものです。
(2019年3月23日18:40配信)