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竹田 歴史講座

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米沢上杉まつり、最終日に迫力の川中島合戦




 米沢上杉まつり最終日となる5月3日、上杉行列と、川中島合戦が行われました。
 上杉行列では、米沢市内7小学校の鼓笛隊と上杉神社おみこしの「みこし渡御」が、午前9時30分に南部小学校をスタートしました。総勢1,600人余りが参加し、藤美会による車上での踊りや米澤直江会による直江兼続の山車(だし)などが市内をパレードしました。
 午前10時30分からは、甲冑を着た武者や鉄砲隊、馬上の上杉謙信など、500人余りの「上杉軍団行列」が威風堂々の姿を披露しました。みこし渡御と上杉軍団行列は、大沼交差点で合流して川中島合戦会場へと向かいました。
 
 午後2時からは、米沢上杉まつりのメインイベントである「川中島合戦」が松川河川敷で行われました。はじめに、中川勝米沢市長が挨拶を行いました。
 「川中島合戦」は、永禄4年(1561)秋、上杉謙信と武田信玄の間で行われた戦国史上最大の死闘といわれ、この戦いを上杉軍441人、武田軍246人の計687人で再現しました。
 はじめに戦勝祈願として、武田軍では「三献の儀」、上杉軍では「武てい式」を行い、弓矢や火縄銃の発射で合戦の幕が落とされました。両軍の火縄銃の音が会場に響き渡りました。
 馬上の謙信がただ一騎で武田本陣に乗り入れ、謙信が太刀を振りかざして信玄に切りつけると、信玄はそれを軍扇(ぐんせん)で受けると言う三太刀(みたち)のシーンが再現されました。
 この日は晴天に恵まれ、米沢市の最高気温は21.4℃と絶好の行楽日和となり、主催者の米沢上杉まつり実行委員会は、上杉行列に11万人、川中島合戦に9万人の計20万人、また米沢上杉まつり期間中の4月29日から5月3日までの人出は、昨年より11万8千人多い、38万1千人と発表しました。

(2019年5月4日19:45配信)