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韓方茶ティーセラピストで薬膳アドバイザーとして活動する鈴木寿美子さん(米沢市在住)が、5月26日、韓方茶の魅力を紹介するセミナーを米沢市中田町で開催しました。
この催しは、蓮(はちす)ヨガスタジオを主宰する後藤充子(みつこ)さん(米沢市在住)のヨガ教室とコラボレーションしたもので、体を動かし汗を出し、お茶を飲んで体から「デトックス」することをテーマに開催されたものです。
この「韓方茶」の「韓方」とは、東洋医学を意味します。日本でも東洋医学を「漢方」と呼ぶように、韓国では「韓方」(韓国語で「ハンバン」)と呼ばれ、その中でも「韓方茶」は、東洋医学の「薬食同源」の思想に基づいた「食治」という治療法を普段の生活に取り入れたもので、その中で体に良いものをお茶にし、韓国では、「韓国伝統茶」または「韓方茶」として、文化として生活に根付き、現代に受け継がれているものです。
鈴木さんは参加者に「韓方茶」を実際に味わってもらい、韓方茶の魅力について紹介しました。初めに提供されたのは、薄荷(はっか)と菊花を乾燥させたもので、ヨガで汗をかき体にこもった熱を発散させ、体の下の方に持っていき(頭寒足熱)、薄荷の香りでリラックスできるお茶です。ポットの茶葉に約90度のお湯を注ぎ3分〜5分待ってからカップに注ぎます。とても清涼感があり、爽快な香りが口の中に広がりました。
次に、蓮根、柿の葉、橘皮(きっぴ)を乾燥させたものを味わいました。こちらは、蓮根の甘い味と橘皮の良い香りが絶妙の味となっています。橘皮は、ミカンの皮を乾燥させたもので、柿の葉は、鈴木さんが知り合いの家にある柿の木から新葉を乾燥させて作ったものです。参加者は、味や香り、自分に合ったお茶を選んでいました。
(2019年5月30日16:40配信)