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竹田 歴史講座

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米沢四季のまつり委員会前臨時職員、約138万円着服




 米沢四季のまつり委員会(会長 中川勝米沢市長)は、6月18日、置賜総合文化センターで臨時総会を開催し、同委員会の平成30年度決算処理にあたり、約138万円の使途不明金が判明し、同委員会所属で、事務処理を担当していた前臨時職員(40歳女性、米沢市在住)が私的流用していた事実などについて説明しました。

 続いて、同所において中川勝会長らが記者会見を行いました。米沢四季のまつり委員会は、米沢市で開催される観光振興を目的に、市民及び企業などからの協力金や米沢市からの補助金を主な財源として、米沢上杉まつり、上杉雪灯篭まつりなどの行事の運営に当たっています。
 同委員会の平成30年度予算は、5,725万円で、うち米沢市より3,880万円、企業などの寄付が900万円、市民からの協力金が480万円(1軒あたり220円)、広告収入465万円などとなっています。
 前臨時職員は昨年4月1日から今年3月31日まで1年間在籍し、昨年5月以降、1回あたり1万円〜10数万円を45回にわたり、支払い用として手元にあった現金や口座から現金を引き出し着服したもので、お金は生活費の一部に当てていました。
 今回の私的流用が発生した原因として、前臨時職員は一人で全ての会計処理の事務を行っていたことや、管理監督職員が不在の際に、前臨時職員が無断で押印できる環境にあったこと、さらに定期的に通帳残高や関係帳票などの確認を行っていなかったことなど、管理監督職員の確認・指導が不適切だったと述べています。
 再発防止策として、これまでの事務処理・体制の総点検を行う他、毎日、収入・支出票を元に口座への入出金を確認、原則口座振り替えによる支払い、新たに会計顧問に依頼して月次監査を実施することなどをあげています。
 前臨時職員は私的流用を認め、6月20日まで全額返済を申し出ています。同委員会は、早急に警察に対して被害届けを出すとしています。また返済後に同委員会での決算報告と、事案の収束をもって責任問題に対応すると述べました。

(2019年6月19日18:00配信)