よねざわ市民ギャラリー自主事業「日本画家 福王寺一彦・福王寺みどりこの世界」展が6月19日から30日まで、同会場で開催されています。
福王寺一彦氏は日本美術院の重鎮福王寺法林氏を父に持ち、本人は日本芸術院会員・日本美術院同人として活躍するほか、一彦氏夫人である福王寺みどりこ氏も日本美術院特待として活動しています。
初日の19日は、福王寺一彦氏より米沢市上杉博物館への絵画贈呈セレモニーと、内覧会では同氏がギャラリートーク&ライブペインティングを行いました。贈呈されたのは、氏の近作である「三日月」(紙本彩色、2018ー2019)で、再興第103回院展に出展されたものです。ライブペインティングでは、一彦氏が絵筆を持って色を重ねていきました。
今回の展覧会では、院展に出展された作品を中心に、福王寺一彦氏のものが24点、福王寺みどりこ氏のものが17点が展示され、最大のものでは高さが2㍍43㌢、横が4㍍86㌢の巨大サイズの作品が並びました。
第一線で活躍する院展作家の国内初の二人展であることや、福王寺法林氏から受け継がれる自然へのまなざしと美しい色彩など、日本画の伝統を継承しつつも新たな芸術の創造に挑戦し続ける二人の世界が存分に堪能できるものとなっています。
福王寺一彦氏によるアーティストトーク&ライブペインティングは、6月23日(日)、6月30日(日)各14:00から開催されます。入館料は一般300円、大学生以下無料。米沢市上杉博物館企画展「生誕100年日本画家 福王寺法林 〜自然へのまなざし〜」展のチケット半券の提示で50円引きとなります。
また米沢市上杉博物館では、企画展「生誕100年日本画家 福王寺法林 〜自然へのまなざし〜」(6/15〜8/4)が開催されています。
(2019年6月22日15:45配信)