米沢市は今年、明治22年の市制施行から130周年を迎えました。これを記念したアマチュア無線局を開設して、米沢市の四季の風景や祭りの楽しさなどを全国に広くPRしようと、やまがた県南アマチュア無線クラブ(澁谷信行会長、会員数14人)が7月20日、米沢市金池にある相撲場隣接地で記念局の開局式と初運用を行いました。
クラブ員らは午前8時よりテント、手作りのアンテナ、無線機などの設置を行い、同10時より中川勝米沢市長ら来賓を迎え開局式を行いました。記念局は、7月1日付で東北総合通信局より免許が発行され、「8J7YONZW」のコールサインが付与されました。7月から11月までの5ヶ月間運用し交信証(QSLカード)を発行します。
玉橋博幸事務局長が記念局開設に至る経緯や、コールサインに込めた思いなどを説明しました。続いて一般社団法人日本アマチュア無線連盟山形県支部の澁谷信行支部長(やまがた県南アマチュア無線クラブ会長)が挨拶を行いました。中川勝米沢市長は、無線局の開局を祝したほか、米沢市制施行130周年を記念したイベントなどについて紹介しました。
当日は、アマチュア無線の雑誌「CQ ham radio」誌が取材で訪れました。
開局式後の運用では、7MHz帯の短波(HF)や144MHz帯の超短波(VHF)などで、モールス通信(CW)や音声での交信を行い、この日は東北、関東、北海道などを中心に100局ほどの無線局と交信を行いました。
同クラブでは、今後、米沢牛肉まつり(8月2日、松川河川敷)、米沢市市制施行130周年記念式典(9月1日、置賜文化ホール広場)、米沢市生涯学習フェスティバル(10月5日・6日、米沢市営体育館)などの会場で、記念局の運用を行う予定です。
(2019年7月20日21:00配信)