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山形県指定無形民俗文化財「梓山獅子踊」が定例公演




 山形県指定無形民俗文化財となっている米沢市万世町の「梓山(ずさやま)獅子踊」定例公演が8月15日、同町の松林寺で行われました。この日演じたのは、梓山獅子踊保存会(山田長一会長)の下組で、例年、寺院境内を開催していますが、今年は天候の懸念から本堂内で開催しました。
 始めに、小学生から高校生までの8人が子供獅子踊りを披露しました。つづいて、大人による「春日舞」が演舞され、三頭の獅子が唄や笛の音に合わせて優雅に舞いました。
「梓山獅子踊」のルーツは、天正2年(1574)に遡るとされ、京都禁裏(きんり、内裏)御所で、御摂政家、関白太政大臣をはじめ百官のご照覧があり、「日の丸」を御免蒙ったと言われています。この年に疫病が大流行したほか異人が来て騒ぎとなりましたが、毎春彼岸の7日間獅子踊りをすれば、災難は逃れ五穀成就すると聞き、その通り実行したところ病が治ったというご縁起が伝わります。
 梓山下組の獅子踊りは、会津の彼岸獅子踊りの流れを汲むとされ、文政11年(1828)に会津の秘伝が伝授され、先の戦時を挟み35年間中断していましたが、昭和29年(1954)に復興されて現在に至っています。
 また梓山下組の獅子頭は頭に乗せるタイプではなく、すっぽりかぶるもので視野は獅子頭の口からしか見えず、踊るのにも一苦労ありますが、そのようなことを感じさせない見事な踊りを見せてくれました。
 獅子踊りの後、来賓らが挨拶し、最後に全員で記念撮影をしました。梓山獅子踊りの上組は8月16日、同町の法將寺境内で定例公演を行います。

(2019年8月17日10:20配信)