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前衆議院議員の近藤洋介氏は、8月30日、米沢市役所内において、11月17日告示、同24日に投開票される米沢市長選挙への出馬を表明しました。
近藤氏は、今春より米沢市の近藤後援会などから市長として米沢市の立て直しへ強い要請を受け、参議院選挙後の8月から米沢市以外の山形第2区の後援会と意見交換を重ねてきたと述べました。
8月29日、寒河江市で西村山ブロック、長井市で米沢を除く置賜ブロックの後援会を開き、全会一致で出馬への賛同を得て、これを受けて、同夜開催された米沢市の後援会役員会で、同後援会の要請を受入れ、出馬を決意し市政に当たる基本的な考え方を述べたということです。
近藤氏は、米沢市は人口の急激な減少、地域産業の低迷、財政の悪化、市民の実質所得の低下など、深刻な四重苦に直面しているとし、多くの市民が10年後の米沢の姿に不安を感じていると述べ、これまでの延長線状の発想、内向きの市政ではこの危機は克服できないとし、「稼ぐ力」を取り戻し、新しい米沢を作る時であり、その先頭に立つ覚悟であると決意を述べました。
近藤氏は出馬にあたり、政党の推薦は申請せず無所属で立候補し、具体的な公約は9月中旬から下旬にかけて発表する予定です。また市民が幅広く参加する運動の展開のために、仮称「新しい米沢を作る会」という団体を新たに立ち上げ、会長には齋藤栄助氏「(株)大丸石油店 代表取締役」が就任します。
近藤洋介氏は、昭和40年生まれの54歳、山形東高校、慶応義塾大学法学部卒業後、日本経済新聞社に10年間勤務後、平成15年衆議院選挙で民主党公認で初当選し、以来5期14年間勤めました。その間、平成24年には野田内閣で経済産業副大臣に就任しました。
平成29年に行われた衆議院選挙では、希望の党公認で出馬し、92,035票を獲得も自民党公認の鈴木憲和氏に1万7,000票余りの差で敗れました。現在、経営コンサルティング会社である(株)新時代戦略研究所の代表取締役(東京都)に就いています。
近藤氏の出馬表明により米沢市長選挙は、現職の中川勝氏、前米沢市議会議員の海老名悟氏の3氏による三つ巴の選挙戦が繰り広げられることになります。
(2019年8月30日19:00配信)