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米沢市の松が岬公園、伝国の杜周辺で、9月28日(土)~29日(日)まで、「承・味・交・楽 ~時を越え、今なお受け継ぐ伝統の味・技・心~」をテーマに、第8回「なせばなる秋まつり」が開催されました。
オープニングセレモニーでは、主催者の中川勝米沢市長が挨拶し、第22代上杉小町任命式、米沢民謡一家による開幕太鼓で威勢良くまつりがスタートしました。
午前11時からは、鷹山公を祀る松岬神社において上杉家第17代当主の上杉邦憲夫妻が参列して、松岬神社秋季大祭が行われました。
置賜の庭(伝国の杜西側)で行われた草木塔祭では、山伏によるご祈祷に続いて、観客に「ばんだい餠振る舞い」(100食限定)が行われました。
第12回「米沢どん丼まつり」には、17業者23品が出店しました。米沢牛焼肉や、小野川温泉女将が仕込んだ味噌汁などがふるまわれました。交流物産展では、米沢市と交流する自治体から29団体が出店しました。
鷹山公時代、庶民が杭などに紐で笊(ざる)を吊るし、その中に商品を入れて無人販売したという「棒杭市」は、誰一人として盗む人がいなかったと伝えられ、人を信じる心の大切さを今に受け継いでいます。
大学生サークル「アクセルリンク米沢」が企画運営した昔あそび体験では、輪投げや射的などで、子供たちが楽しんでいました。
米沢市市制施行130周年を記念したアマチュア無線局「8J7YoNZW」が会場で運用され、全国に米沢市をPRしました。
今年の入込数は9万人が目標でしたが、28日が2万8千人(昨年比−4千人)、29日が3万8千人(昨年比-1万7千人)の計6万6千人で、昨年より2万1千人減少しました。減少した理由として米沢市観光課は、同秋祭り前に2週連続で連休があったことや、芋煮会などのシーズンが重なったこと、29日の天気が曇り、時々雨などの影響があったものと推定しています。
(2019年9月30日13:15配信)